2017年10月19日

荒神 (新潮文庫)
宮部 みゆき
新潮社
2017-06-28


荒神に登場する怪獣が、シン・ゴジラの元ネタ(第二形態の蒲田くん)だったと聞きつけ、読んでみた。

感想を簡単に。
改めて思ったのは宮部みゆきの文章力のスゴさ。
これこそ文章でしか味わえない描写だよなあ。
関ヶ原の戦いから100年後の福島あたりを舞台に、人の業によって生み出された怪獣を描く。
やはり原発事故が頭によぎるが、説教臭さは微塵もなく、極上のエンターテイメントにまで昇華させている。

ラストに怪獣が悪魔合体ならぬ悪魔天使合体を果たし、最終形態となるのだが、これがまあ「神々しい」なんてもんじゃない。「神」の降臨の瞬間に立ち会っているようで、ありがたい気持ちで読ませていただいた。「幼年期の終わり」のラストに感じた眩しさがあった。

NHKが2018年1月か2月放送予定で撮影が進んでいるようだけど、いやこれ無理だろ。
http://www6.nhk.or.jp/nhkpr/post/original.html?i=10290

座頭魄市orejiru at 11:11│コメント(0) │ このエントリーをはてなブックマークに追加

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