2017年01月07日

地図の物語 人類は地図で何を伝えようとしてきたのか
アン・ルーニー
日経ナショナルジオグラフィック社
2016-07-15


先日の記事で紹介した「地図のたのしみ」http://takushi.blog.jp/archives/52075041.htmlに絡めてもう一冊おすすめ本。

「地図のたのしみ」は脳がよろこび、「地図の物語」は目がよろこぶ。

古くは25000年前にマンモスの牙に刻まれた地図から始まり、NASAによって撮られた最新の衛星写真まで、140点以上の図版を網羅している。どの図版もとびきりうつくしい。
構成は全5章。各章の中から1枚ずつピックアップ。

第1章 われらが大地
初期の地図は居住者たちによって作られた
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25000年前にマンモスの牙に刻まれた模様。これが地図かどうかは専門家の中でも意見が分かれるようだが、仮に地図であるならば最古の地図となる。地図のはじまりは「わたしは今どこにいるのか」

第2章 山海を越えて
旅や移動を収録した地図の数々
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1497年に描かれた聖地巡礼図。ベネチアからキルケラ島、メトニ港、ロードス島と航海して、パレスチナへ向かった旅の記録となる。写真では見づらいが右端に見えるのが聖地の終着点エルサレムが描かれている。

第3章 探検と領土拡大
「探検」がもたらした地図のさらなる拡大
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個人的にロマン溢れるこの地図はとくにお気に入り。1595年のもの。北極圏がはじめて描かれた地図で、中央に黒い巨大な岩がある。当時は北極に向かって4本の川が流れ込んでいて、渦を巻きながら地球の奥底へ吸い込まれていると考えられていたらしい。最高や!

第4章 世界観の変客
世紀を跨いだ遠方への旅が地図を完成に導いた
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1450年の地図。西洋で初めて「日本(当時の表記はcimpagu)」が描かれた。白人に居場所がバレて600年経った。

第5章 主題図の登場
題材・使用目的を絞った現代の地図
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1815年の地層地図。聖書では地球誕生が6000年前との記述だったが、19世紀にはじめて地層の調査がされ、どうやらこの地球にはもっと壮大な物語があることに気づき始めた人類。胸熱!


リビングに無造作に置いておき、子どもの目にとまるように仕向けるのもいい。これは冒険の書なのだ。宝箱のありかが描いてある地図を見るような目で、この世界を眺めてほしい。

座頭魄市orejiru at 14:33│コメント(0)トラックバック(0) │ このエントリーをはてなブックマークに追加

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