2016年04月18日

room

映画館で泣いたのは久しぶりです。

映画館という、人が大勢集まっている空間で涙をぽろぽろ流すのは、気恥ずかしさのほうが先にくるので、いつも自然にブレーキがかかるのですが、この映画においては抑えきれませんでした。映画館でなければ咽び泣いてしまうところです。ジャック役を演じたジェイコブ君の演技力がスゴい。ジェイコブ君はうちの息子と同い年なので、余計に感情移入してしまったのもあるかもしれません。

あらすじはこんな感じです。
施錠された狭い部屋に暮らす5歳の男の子ジャック(ジェイコブ・トレンブレイ)と、母親ジョイ(ブリー・ラーソン)。彼女はオールド・ニック(ショーン・ブリジャース)によって7年間も監禁されており、そこで生まれ育った息子にとっては、小さな部屋こそが世界の全てだった。ある日ジョイは、オールド・ニックとの言い争いをきっかけに、この密室しか知らないジャックに外の世界を教えるため、そして自身の奪われた人生を取り戻すため、部屋からの脱出を決心する。

あらすじだけ聞くとサスペンスというか、ホラーというか、ダークな展開を想像してしまうんですけど、物語の序盤で意外にあっさりと脱出してしまうんです。7年もの地獄のような日々は描かれていないだけなので、「あっさり」という表現は適切ではないかもしれませんが、映画の尺で見た場合の「あっさり」です。そして物語は、想像していた「ルーム」とは全く別の、概念としての「ルーム」をあぶり出す展開に。ああ、そういう意味の「ルーム」だったのかと、その見事なストーリー展開に唸り、概念としての「ルーム」から、世界に飛び出していく子どもの純粋さと強さに、子を持つ全ての親たちは嗚咽するはずです。

2016年暫定ベスト。間違いなく2016年ベスト3には入ってくる映画。いいもん見た。

座頭魄市orejiru at 18:57│コメント(0)トラックバック(0)映画 │ このエントリーをはてなブックマークに追加

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