2015年04月24日

プロレスを読もう。

調べるとほぼ確実に名前が挙がってくるのが「プロレス少女伝説」だ。絶版となっていてamazonでは2015年4月現在10000円の値がついている(kindle版で¥432で購入できる)。

著者の井田真木子を調べてみると日本におけるノンフィクションは井田以前、井田以後と著者を軸に明確に分けられるほど影響を与えた作家のようだ。それほどの作家であるのになぜ絶版なのか。「プロレス少女伝説」だけではない。井田真木子の全作品が絶版なのだから不思議な話だ。

こうして調べているうちに「プロレス少女伝説」を読みたいという思いは、いつのまにやら「井田真木子」を読みたいという欲望へと取って代わった。


2014年刊行された「井田真木子 著作撰集」

井田真木子 著作撰集
井田真木子
里山社
2014-07-19



600頁に近いボリュームに2段組みでびっしりと文字が埋まっている読み応えのある本。収録されているのは「プロレス少女伝説」「同性愛者たち」「かくしてバンドは鳴りやまず」の長編3本他エッセイ12篇。

3000円を超える値段も、単行本5冊分もあろう分量を考えると良心的。

ともかく、素晴らしい内容だった。
造本も含めていい本。

この著作撰集の仕事に深く感動して、出版元の里山社をネットで検索したら、マガジン航(http://magazine-k.jp/)の連載をみつけた。http://magazine-k.jp/category/series/hon-wo-dasu-made/

まだ誕生して間もない小さな出版社のようだが、分かりやすいイメージで言うと中央線カルチャー的な匂いのする出版社に成長しそうな、今後が楽しみな出版社だ。そして僕には井田真木子と里山社のその社会に対する姿勢はどこか共鳴しているように感じる。

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井田真木子の第2集も入手。
このあとの楽しみ。

座頭魄市orejiru at 19:44│コメント(0)トラックバック(0) │ このエントリーをはてなブックマークに追加

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