2015年01月18日
季刊誌「考える人」の最新号【特集】山極寿一さんと考える 家族ってなんだ? が面白かった。
このblogでは以前に映画「猿の惑星:新世紀(ライジング)」http://takushi.blog.jp/archives/52002637.htmlの感想を書いた際に少しだけ山極寿一さんについて触れました。山極寿一さんの著書を未読の方にはかなり興味深く読めるんじゃないかな。既に山極寿一さんの著書を読んでいる方にとっては、山極寿一さんのインタビューに目新しさは感じないかもしれませんが、コンパクトに論点がまとめられているので復習として面白く読めます。
他にも映画「歩いても歩いても」「そして父になる」で知られる是枝裕和監督のエッセイや、最近勢いのあるジェーン・スーさんのエッセイも面白い。
それぞれが、それぞれ自分の家族についての思いの丈を語りながら、「家族ってなんだ?」という問いの答えに迫ろうと試みるのですが、多種多様な家族のかたちを寄せ集めてみると結局のところ元の問いに戻って、「家族ってなんだ?」からまた始まる。
突き詰めて一言で家族を表そうとすると、結局のところ「同じ釜の飯を食うこと」だよなぁ。