2013年10月19日

82708



高畑勲監督最新作「かぐや姫の物語」がいよいよ11/23に封切りされますね。

現在確認されている日本最古の物語として、日本人に親しまれてきた「かぐや姫」ですが、一体なぜこのタイミングでかぐや姫?と少し疑問に感じた人もいるのではないでしょうか。

高畑勲が「かぐや姫」に取りかかった頃、宮崎駿はそれを知ってこうつぶやいたそうです。

「ハイジだ…日本でハイジをやろうとしてるんだよ」


今から40年も前、若き二人は「アルプスの少女ハイジ」を作りました。
わずか17頁しかない原作に命を吹き込み、TVシリーズ全52話の大作に仕上げました。
少女ハイジの心情描写を丁寧に描くことで物語を膨らました「アルプスの少女ハイジ」
そのTVシリーズが終了したとき、宮崎駿は高畑勲にこう言ったそうです。

「いつの日か日本を舞台にハイジを作ってみたいですね」


「それはやるべきですね」

40年前の二人のこの想いは、40年消えることなく存在し続けついに今年実現するんですね。


この作品に携わった人たちは今みなさん確信しているそうです。
10年後にアニメーションを振り返るとき、この作品はひとつのエポックとなるのは間違いない、と。
技術面で全く新しいことに挑戦しているそうです。
たのしみ!

宮崎駿は最後の作品として“空にあこがれた男”の物語を作りました。
そして高畑勲は“大地(地球)にあこがれた女”の物語を作ったんです。

引退作確定フラグ立ちまくりの「かぐや姫の物語」楽しみですね。
それでは残り一ヶ月「アルプスの少女ハイジ」を鑑賞しつつ待ちましょう。

アルプスの少女ハイジ Blu-ray メモリアルボックス
杉山佳寿子
バンダイビジュアル
2011-12-22



座頭魄市orejiru at 10:54│コメント(0)トラックバック(0)映画 │ このエントリーをはてなブックマークに追加

トラックバックURL

コメントする

名前
 
  絵文字
 
 
最新記事
記事検索