2013年06月09日

金輪際 (文春文庫)
金輪際 (文春文庫) [文庫]


主語がでかい人間は信用ならない。
水で薄めた醤油を好んで飲むほどわたしは呆けていない。
毒でも薬でもいい。わたしは私的な感情の濃縮液を味わいたい。
インターネットは、ますます薄めたものが増えている。
おっと、主語がでかい。
主語に気をつけなはれ。

車谷長吉は私小説家、主語はちっさい。
主語ばかりか、人間の器もちっさい。
ちっさい、ちっさい男だが、信用できる。

人間関係に悩みがあるなら、車谷長吉を読むといい。
どういうわけか、悩みが解消されるのだ。

座頭魄市orejiru at 23:05│コメント(0)トラックバック(0) │ このエントリーをはてなブックマークに追加

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