2013年06月01日

冷血 (新潮文庫)
冷血 (新潮文庫) [文庫]


カポーティの「冷血」を読んだ。スゴい。

事件そのものの衝撃度ならば北九州でおこった『消された一家―北九州・連続監禁殺人事件」』の衝撃を超える事件ではないが、そもそもわたしがノンフィクション事件を読む際に注目してしまっていたのは、言い方は悪いが事件そのものが持つ娯楽性であって、被害者や加害者、また彼らと繋がっている者達、つまり「家族」の内情や心情などにはそれほど注目していなかったことに気がつき、恥を覚えた。

「冷血」なのは誰なのか、その問いへの答えを、よみおわった今さがしている。加害者だっただろうか、裁く側だっただろうか、或いは作者だろうか。いちばん「冷血」なのは「わたし」なのに、事実に蓋をして今もやっぱりさがしている。


死刑制度に対してはこれまでずっと賛成派であった。
「冷血」はスゴかった。今は死刑制度に反対だ。

新約を読んだが、つぎは旧約でもう一度読む。





座頭魄市orejiru at 11:46│コメント(0)トラックバック(0) │ このエントリーをはてなブックマークに追加

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