2013年04月12日

ここ最近の読んだ本まとめ

どうで死ぬ身の一踊り (講談社文庫)
どうで死ぬ身の一踊り (講談社文庫) [文庫]

苦役列車
苦役列車 [Kindle版]

小銭をかぞえる (文春文庫)
小銭をかぞえる (文春文庫) [Kindle版]

二度はゆけぬ町の地図 (角川文庫)
二度はゆけぬ町の地図 (角川文庫) [Kindle版]

暗渠の宿 (新潮文庫)
暗渠の宿 (新潮文庫) [文庫]

オリンポスの果実
オリンポスの果実 [Kindle版]

さようなら
さようなら [Kindle版]
赤目四十八瀧心中未遂 (文春文庫)
赤目四十八瀧心中未遂 (文春文庫) [Kindle版]

野狐
野狐 [Kindle版]

夫婦善哉
夫婦善哉 [Kindle版]

世相
世相 [Kindle版]

娼婦の部屋 (光文社文庫)
娼婦の部屋 (光文社文庫) [Kindle版]

千年の愉楽 (河出文庫 文藝コレクション)
千年の愉楽 (河出文庫 文藝コレクション) [Kindle版]


無頼派作家視点で読み直したくて再読
きれぎれ (文春文庫)
きれぎれ (文春文庫) [Kindle版]

くっすん大黒 (文春文庫)
くっすん大黒 (文春文庫) [文庫]


西村賢太以降は無頼派作家ばかりを選んで読んでみました。今回の無頼旅、まだ旅の途中ですが、織田作之助の文体の美しさ、車谷長吉「赤目四十八瀧心中未遂」の見事な堕ち、そして中上健次「千年の愉楽」で中上健次の恐ろしさに触れ、ここで中上健次に一度立ち止まって掘り下げてみることにしました。

無頼旅ですが、基本的に無頼本はとにかく暗い。どこまで深淵を覗いて(深淵に覗かれて)戻ってこれるかが肝でフリーダイビングに近いものを感じます。精神疾患抱えたヤク中多いですしね。読んでるこちらも相当神経すり減りますし、それとは別に少し鬱になる出来事が身近で起こったのもあり、これは破滅型私小説を書く前に逝ってまうやもしれぬと冷や汗が出てまいりましたので、一旦休憩も兼ねて壮大なもんでも読んで一息つこうと思ったんです。

そうなるとやっぱりSFじゃないですか。
んで、なるべく壮大なSF読みたいなぁと調べてみて(SF読まないんで知識ゼロ)伊藤計劃の虐殺器官ともう一つ悩んでこちらを先に読む事にしました。



幼年期の終り (ハヤカワ文庫 SF (341))
幼年期の終り (ハヤカワ文庫 SF (341)) [Kindle版]


全てのSF、セカイ系の元(ガンダムもエヴァンゲリオンも幼年期の終わりの派生らしい)と評されている作品で、SF好きからしたら今更感半端ないんでしょうけどね、村上春樹のように並ばずにkindle版でポチっと買えた。

この本すごすぎる。

いやね、先月大切な友人を亡くして、先週葬儀を終えて、悲しみにくれてたんですけどね
ぜーんぶ吹っ飛んだ。あいつが死んだことはもういい。しゃあない。
この本すごすぎる。
でも読ませてやりたかったな、これ。

ちょっと横道それて今度は虐殺器官いってみます。

虐殺器官 (ハヤカワ文庫JA)
虐殺器官 (ハヤカワ文庫JA) [Kindle版]






座頭魄市orejiru at 20:50│コメント(0)トラックバック(0) │ このエントリーをはてなブックマークに追加

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