2014年07月

2014年07月30日

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家族3人で映画館は初だったと思うんですが、普段のぼっち鑑賞では気にならないのに、3人で行って4800円払って、改めて「映画代って高くないか?」と感じてしまいました。お好きなブルーレイ1枚買えますもんね。



そういえば嫁とも映画館で並んでみたのは17歳の時「インデペンデンス・デイ」を見て以来かもしれない。怖いので確認してないですけど。付き合いは長いけれども映画は一緒に行かないのです。僕にとって映画館は積極的にひきこもれる場でもあるから。それに抱いた感想にズレが出てもめるのもいやじゃないですか。自宅で揃って鑑賞する時はありますが、お互い感想は口にしないようにしてます。



うちの子は絶賛トッキュウジャーにはまり中でして、鎧武に関してはほとんど興味を持っていません。仮面ライダー全般に興味を示さないので、気になって理由を尋ねてみると「だって仮面ライダーはおっきくならないでしょ?」だって。ちょっとわかる。



僕はこれまで「トッキュウジャー」は息子に付き合って見てはいるものの、ほとんど記憶には残らない状態で、鎧武にいたっては1度も見たことがない状態で鑑賞しました。

前半は「トッキュウジャー」
これが、めちゃくちゃ良く出来ていました。テンポも良いし、1号から6号までキャラが立っているし。スプリットスクリーン(分割)などの映像表現も効果的に使っていて技術的にも高い。
トッキュウジャーの悪者って、しっかり悪者していなくて、どこかキュートな一面を持っていて憎めないんですよね。

宇宙空間を走る鉄道って、やっぱり夢がありますね。銀河につづく列車に僕もワクワクしましたから、子どもにはもうたまらないシチュエーションだっただろうなあ。

トッキュウジャーの出来は★9でした。

もうすっかりファンです。特に1号ライト君。
思わず「ライト君だったら付き合えるわあ」とつぶやいてしまい、嫁に苦笑いされました。

後半「仮面ライダー鎧武」
こちらがもうグダグダ。子どもは正直ですね。鑑賞していたほとんどの子がグズったり、途中退場したり。息子もしんどそうでした。

シリアス路線に走りたいんですよね?鎧武って。物語の方向としては子どもに媚売らず大人相手にしている感があるんですが、ところどころにサッカーやらせてみたり、ぐっさん演じるDJがハイテンションで実況したり。ターゲット層にブレを感じました。大人の僕ですらあくびが止まらなかったです。

メインは「仮面ライダー鎧武」(上映時間も長め)でこちらが★5の出来。

トータルで★7でした。
トッキュウジャーは大人も子どもになれる、ワクワクドキドキ、傑作戦隊モノでしたよ。

座頭魄市orejiru at 19:44│コメント(0)トラックバック(0)映画  | このエントリーをはてなブックマークに追加

2014年07月29日

ずいぶんと体を甘やかしていたようで、太った。
身長174.1cm、体重71.4kg、BMI値23.6。体脂肪率はついに20%を叩き出した。悪い夢を見ているようだ。

一番の原因は家系ラーメンだと思う。
ごはんおかわり自由の家系暖簾をくぐり、家系ラーメンたまごトッピング、のり増を注文する。ごはんにたっぷりときゅうりのキューちゃんを乗せて、豆板醤をぼてっと垂らしてぐちょぐちょ和える。ラーメンに添えられたのりに十分スープを吸わせ、辛キューちゃんごはんを巻いたら胃袋へどんぶらと流し込む。

これが僕を肥やした。

思えば10代。あの頃、金ぴかに輝いていた未来は今だっていうのに、鏡に映る自分の姿はどうだ。醜い喰い方を覚えて脂肪蓄えて、ネットをひらけば二郎スレに辿り着いたじゃないか。金ぴかの未来に立ってみれば、あの頃の方が金ぴかに輝いているじゃないか。体脂肪20%の僕は、体脂肪9%だった頃を思い出してゲロ吐いた。二郎のスープこぼしたみたいに。



というわけで、真剣に肉体作りを取り組むことにした。

目標設定は体脂肪10%体重66.7kg(身長から割り出される理想とされる体重)

脂肪を10%カットするわけだから約7kgの脂肪を燃やせばいい。
同時に2kgほど筋肉を増やせばいいわけだ。

脂肪は1kg=7000kcal
つまり49000kcalの燃焼が必要だ。

年齢、身長、体重から割り出される基礎代謝量は1600kcal。車通勤で日中はデスクワークか車移動ばかりだから1日に消費するのは1800kcalと仮定。

1日の摂取カロリー上限を1500kcalに設定。

運動しなくても1日300kcal、30日で9000kcalの脂肪を燃焼できる。

これに毎日5kmのジョギングをすることにした。

ジョギングは距離×体重=消費カロリーとなるので
1日5km×70kg=350kcal消費。

計算上は毎日650kcalが燃えていくことになる。

月間19500kcal=2.7kg脂肪減。
目標は3ヶ月で達成可能な計算だ。



1日目〜5日目
ここが一番きつかった。なんか無駄な努力している気がしてくるし、家系ラーメン食べたい。スープ吸ったのりにごはん、辛いキューちゃんを思い出して泣けてくる。とっくに恋愛市場から退場しているのに、いい体作ったところで何になるのか。そんなこと考えながら走った。走り終わったあとも、夕飯は野菜のみ。ああ、ぶたが恋しい。

6日目〜14日目
少し楽しくなってくる。たった一週間でも体力がついたのを実感できるから。しかし膝が少し痛みだす。

15日目〜21日目
体力がかなりつき、自信が出てくる。しかし5kmとはいえ、膝への負担が蓄積されているようで4km付近から膝が軋む。でも走るのをやめたいとは思わなくなった。野菜だけの食事も、野菜のおいしさが分かってくるようになる。たまにまぐろの赤身や鳥のささみを与えて体を喜ばせる。相変わらず家系や二郎系が恋しいが、あれは豚の食い物だと言い聞かせる。

22日目〜
5kmでは物足りなくなる。しかし膝問題が解決していないので5kmで抑える。グルコサミンを摂取しつつ痛みをごまかしているが、根本的な解決はサプリでは出来ないようだ。膝周辺の筋力をあげることでしか解決できないよう。スクワットを取り入れ始める。



1ヶ月150km完走後の数値

身長174.1cm、体重68.4kg、BMI値22.6。体脂肪率16%


若干の誤差はあるものの、ほんとうに計算通りの数値が出てきた。めっちゃおもしろい。世の中すべて数字で出来ているなんてよく言うけれども、肉体も数字で出来ていることがよくわかる。

いろんなダイエット法があるけれども、数字で把握するのが一番。

「○週間で○kg減!」なんて広告は、体内の水分飛ばして重量ごまかす一時的マジックでしかない。



2ヶ月目も同様のメニューにプラス、スクワット。

スクワットは膝周りの強化のため。スクワット自体は1回につきわずか3kcalしか燃やせない。



ダイエット中のデメリット。読書の時間がかなり失った。映画館に行く機会もなかなか作れない。



今日35歳になった。
35歳の抱負は自分史上いちばんいい体を作ること。

体鍛え始めると発言もバカっぽくなっていくんですね。


座頭魄市orejiru at 18:25│コメント(0)トラックバック(0)雑記  | このエントリーをはてなブックマークに追加

2014年07月28日

これはいいエッセイでした。




渡辺俊美さんは「TOKYO No.1 SOUL SET」でギター、ヴォーカル、 サウンド・プロダクションを担当しているミュージシャンです。

まー男気があるんですよ、渡辺俊美さん。
この本読んだら大抵の男はファンになるんじゃないでしょうかね。
業界でも渡辺俊美さんの評判ってめちゃくちゃ良くって、とにかく性格がいい事で有名なんですがエッセイ読めばわかります。

タレントのちはるさんと離婚をして、男手ひとつで息子(トーイ君)を育てることになった渡辺俊美さんが、高校に通うことになったトーイ君に選ばせるんです。昼飯代500円か、弁当か。トーイ君はパパの作る弁当がいいって言うんです。そこから高校3年間、休みを除く461個の弁当作りがスタートするんですね。

全国ツアーの最中だろうが、朝までに家に帰って弁当を作る。すごいですよね。お金を渡して済ませたい日だってたくさんあっただろうに。パパが弁当を作る。それが息子との約束。弁当が手紙となり、めんたいこが入っていれば「昨日は福岡ライヴだったんだね」とトーイ君。ツアーで回っては全国の名産を取り入れて弁当が進化していくんです。

最初の頃はほんとうに普通の弁当なんですが、段々、段々と腕があがり、遊び心が生まれて、メッセージが込められていく感じが感動的。写真の撮り方も上達し、弁当箱は全国ツアー中に選りすぐった曲げワッパになり。

高校生活の最後の日、ラストを飾る弁当の写真にはぶわっとこみあげるものがありました。

そしてトーイ君からパパへの手紙で締めくくられます。その手紙が子育て中の親父としてはもらい泣きしちゃう手紙なんですよ。

僕も料理は大好きで、平日こそ時間がどうしても作れないので嫁に任せっきりなんですが、土日は料理を担当しています。息子に「おかわり!」と言われると嬉しいんですよね。でもなかなかうちの子は野菜を口にしてくれなくて。「一口食べて口に合わないなら食べなくてもパパは何も言わない。でも見た目だけで一口も食べないのはダメだ!」って一口だけ食べることを強要してるんですけども、口にしたくなるような美しい料理をやりつくしたかと問われると、まだまだアプローチはあるよなあ、なんて反省もしました。

「食」について色々考えさせられる一冊でもあります。

渡辺俊美さんの実家は福島県の原発20km圏内です。あの事故を機に、渡辺俊美さん自身、人一倍「食」を考えたのでしょう。

真摯に弁当作りに取り組む渡辺俊美さんの姿に感動すること間違いなしの名エッセイ。オススメ本です。

座頭魄市orejiru at 20:46│コメント(0)トラックバック(0)  | このエントリーをはてなブックマークに追加

2014年07月27日

いつも本を購入する際に参考にさせていただいているサイト「HONZ」で、代表の成毛眞さんが2014年上半期最高のノンフィクション(http://honz.jp/articles/-/40551)と太鼓判を押されていたので読んでみました。



2011年3月11日に、宮城県石巻市の日本製紙石巻工場が津波に呑みこまれてしまいました。そんな絶望的な状況から復興までを徹底取材したノンフィクションです。

僕自身、全く無関係とはいえない立場でして、父方の実家は石巻にあるんです。海岸からは3km離れたところだったので、床下浸水で済んだのと、一家全員の命は無事でしたものですから、石巻の被害をおもえば幸運だったと言えます。それでもライフラインは全て絶たれてしまい、避難所生活を余儀なくされた数ヶ月間は大変だったようですが。

また、僕の仕事は印刷屋ですので、日本製紙の用紙が入手出来なくなった当時はほんとうに大変でした。

印刷済みの積んでいた紙も荷崩れをおこして、製本所でも出来本が荷崩れをおこし、印刷製本の機械も故障し、交通も麻痺。それでも出版社から納品に対する問い合わせが相次ぎ、精神面でボロボロでした。

嬉しいはずの重版も、日本製紙の紙であれば一大事。同じ用紙が入手できないわけで、代替案を提示しても首を横に振るばかりの出版社もあるんですよ。

地元岩手に暮らす両親とも電話は繋がらないままでした。内陸部なので大丈夫だろうと思ってはいたものの気がかりな状態のまま苦情に対応しているうちに、僕は気持ちも落ちていきました。地元に帰って復興の手伝いをしたいという思いもあって。妻も同じ岩手ですし。

煮詰まった僕は会社に辞表を出しました。

けれど、社長は僕の辞表を受け取らずに「少し休め」と気遣ってくれたんですね。あの時辞めなくてほんとうに良かったと、そう思えるのには随分時間がかかりましたけれども、今はあの時の対応に感謝しています。

そういった当時の心情を思い出しながら読んだのもあって、僕にとってこの本は特別な一冊となりました。

amazonのレビューで低評価をつけている方が、紙は供給過多な状態でありアジアの輸入紙もあるはずだからという理由で「しらけてしまう」とあったんですが、印刷屋からするとアジアの輸入紙の質の悪さには、それこそ「しらけて」しまうんですよ。紙質が不安定で、同じ濃度で印刷しても、仕上がりにばらつきが出てしまったり、紙に静電気を多く含んでいたり。静電気を含んだ紙は機械に通すとき1枚1枚流れていかず、くっついてしまうため印刷回せないんですよ。日本製であれば「不良品」として処理され、無償交換対応してくれます。

紙のクオリティは、日本製紙石巻工場で作られた用紙はやはり格別に良いです。

本好きの方には是非手に取っていただきたい一冊。

僕は電子書籍を購入する事も多いですし、電子化の流れを歓迎しているのですが、同時に紙の本も大切にしたいと思っています。この本を読み終わったあと、きっとあなたも紙の手触りをたしかめ、捲り感の心地よさにニンマリしてしまうことでしょう。

座頭魄市orejiru at 21:20│コメント(0)トラックバック(0)  | このエントリーをはてなブックマークに追加

2014年07月16日

学生のうちにこれだけは読んでおけ本として金字塔と呼べる作品「かもめのジョナサン」

かもめのジョナサン (新潮文庫 ハ 9-1)
リチャード・バック
新潮社
1977-06-01



僕も10代の頃に読みました。

元々は70年代にアメリカ西海岸にたむろしていたヒッピー達が回し読みしていたところから火がついたこの作品。くすぐったい思い出ですが、ヒッピー文化に憧れていた僕は、ファッション感覚で飛びついて読んだんです。

1時間もかからず読み終えることが出来る軽さのなかにも、若さ特有のくすぶった感情を緩和させるメッセージに救われたような気がしてました。若者は、いつの時代も「異端であることを讃える言葉」を求めているものです。10代のうちに読んでおきたい本として今の時代も決して色あせてはいない本です。


さて、今月書店に足を運んでビックリ。
かもめのジョナサンが「完全版」として出版されているんですよ。

かもめのジョナサン完成版
リチャード バック
新潮社
2014-06-30



2012年に飛行機事故によって瀕死の重傷をおった(この事故のことも知りませんでした)著者が、その事故をきっかけに最終章をくわえて出版したと。

これを知って僕は一瞬ゲスな考えが頭をよぎってしまったんです。お金に困って付け足したのかなって。

でも、そうじゃなかったんですね。

元々、「かもめのジョナサン」には最終章があったんですが、最終章を書いたあと、繰り返し読んでいるうちに、これは違うと捨て去って「全3章」で出版したそうです。けれども著者はその最終章を捨てきれなかった。ずっと閉まっておいた(半世紀ちかくも!)その最終章を妻が発見し、読み返してみて「今この時代こそ」出版するタイミングだと思ったようです。


最終章が追加されたことで、「かもめのジョナサン」は聖書となりました。通常版の「かもめのジョナサン」で腑に落ちない部分(特にラスト)が、なぜ腑に落ちなかったのか。全ては最終章だったんですね。

全て納得いきました。
うん。明日からもまた頑張ろう。

ちなみに10代のうちに読むなら「通常版」を個人的に薦めたいです。それから20年くらい社会にきりもみして、そうしたら完全版の「ジョナサン」に再会したらいいよ。

座頭魄市orejiru at 23:22│コメント(0)トラックバック(0)  | このエントリーをはてなブックマークに追加
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