2014年05月

2014年05月25日

シャンタラム〈上〉 (新潮文庫)
グレゴリー・デイヴィッド ロバーツ
新潮社
2011-10-28


小説「シャンタラム」を読むと、やたらと「チャイ」が飲みたくなります。

極上のチャラス(大麻)と、極上のチャイを、まったりと味わいながら哲学的な会話を楽しむ描写が印象的な小説です。宇宙のはじまりを考えるためには、片手にチャイが必要なのです。


「シャンタラム・チャイ」レシピの紹介。
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上段
左 ドアーズ紅茶 6g(ティースプーン2杯)
中 ブラックペッパー(ホール)12粒、クローブ(ホール)4粒
右 カルダモン(ホール)6粒

下段
左 シナモン 4g
中 生姜 20g
右 黒糖 10g〜

水 200ml
牛乳 400ml

日本で好まれるのはアッサムとダージリンですが、そのアッサム地方とダージリン地方の間にあるドアーズ地方の茶葉を入手しましょう。入手困難な場合はアッサムで代用してください。



【重要】
まずはじめに小説「シャンタラム」を読みます。上・中・下巻とボリュームがありますが、しっかり読み込んでください。

読むきっかけにこちらの紹介をどうぞ。
http://takushi.blog.jp/archives/51979195.html

次に、水200mlの中にドアーズ茶葉、ブラックペッパー、クローブ、カルダモン、シナモンをいれて火にかけます。

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スパイスはホールの方が濃く出ます。また、シナモンも丸められた加工品より樹皮原型のものを選んだほうが濃く出ます。

火にかけている間に生姜をすりおろします。皮は剥かなくても大丈夫です。すりおろしたら投入します。

10分ほど火にかけて、200mlの水が全て蒸発するのを待ちます。

10分経過
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牛乳400mlを投入します。

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黒糖10g〜投入します。小説「シャンタラム」では、甘ったるいチャイを飲んでいますので、甘ったるくするには最低15gは入れたいところですが、はじめは10gでお試しください。

5分経過
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さらに煮詰めます。

10分経過
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茶こしにかけながら注いだら完成☆
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チャイを飲みながら、何が善で何が悪かを考えよう。

※チャラスの吸引は法律で禁じられています。

座頭魄市orejiru at 21:56│コメント(0)トラックバック(0)雑記  | このエントリーをはてなブックマークに追加

2014年05月20日

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ウディ・アレンの最新作「ブルージャスミン」
ケイト・ブランシェットがこの作品でアカデミー賞主演女優賞を獲得しました。

すごい演技力でした。

今年の作品では「ダラス・バイヤーズクラブ」のマシュー・マコノヒーと、「アメリカン・ハッスル」のクリスチャン・ベイルがひときわ印象的。

二人とも体を張ったスゴい演技を見せてくれているんですが、そういった類いの演技力とはまた違う感じで。

台本を渡されて、パラパラと流し読んで、5分で役の特徴をつかんで、「はい、じゃあ撮りましょうか」って、カメラの前でさらっと演技したみたいな。

「呼吸をするように演技する」女優なんでしょうね。
ほんとうは相当な努力をしているはずですけど。


ウディ・アレンは彼女の演技力についてインタビューでこんな風に語っています。
常に彼女は素晴らしく、偉大なのです。"偉大"というのは、自分が定義づけできないような天才のことです。演技が上手い、けれどそれをぴょんと飛び越えてしまうような素晴らしい豊かさ。理解したり、文章で説明できる範囲を遥かに超えている。ケイトにはその深さや複雑さがあります。

ウディ・アレンは女癖が悪いことで有名で、彼も「呼吸をするように女を褒める」監督ですけど、この言葉には同感です。

天才なんですよ、ケイト・ブランシェット。


そんな彼女が演じる「ジャスミン」は、投資家の夫と一人息子とニューヨークに暮らすスーパーセレブ。

だったんですが、夫が不正で捕まってしまって、家もお金もぜんぶ失ってしまうんです。息子までも出て行っちゃって。何もかも失ってしまったところから映画は始まります。

そんで、サンフランシスコに住む妹の「ジンジャー」を頼って訪ねるんです。

ジャスミンは莫大な借金を抱えてしまってるにも関わらず、サンフランシスコ行きのチケットはファーストクラスを取っちゃう人なんですよ。借金増やしてまで。エコノミーの意味がわからないんでしょうね。破産して、家も宝石も全部失いながらも、バッグはバーキンだし洋服はシャネルだし。

一方の妹ジンジャーは、ジャスミンとは正反対なタイプで。安アパートで暮らすシングルマザーなんですが、部屋もごちゃごちゃしてるし、着ている服もちょっとみすぼらしいし。ジンジャーの彼氏もスゴくいい人なんですけど、ジャスミンにとっては現状に満足している安っぽい男にしか見えなくて。

そんな妹のことを、ジャスミンは心の中では見下してるんですね。いや、態度に出てるんですけどジンジャーはのんきな性格で、姉さんの態度が気にならないんでしょうね。大好きなお姉ちゃんだし。

自分を頼ってきてくれたことが嬉しくて、いろいろお世話してあげるんですよ。サンフランシスコでは知り合いがいないジャスミンのために、彼氏の友達を紹介したり。その友達も小太りのお金もってなさそうな男なんですけどね。明らかに、会話すら拒否する態度をジャスミンは取ってるんですが、その男も鈍感で、携帯電話の番号交換をしようとするんです。それでジャスミンきれちゃって。


ジャスミンは、何もかもを失ってるんですが、プライドだけは失っていないんですよ。プライドと、過去の虚名のみを糧にしていて、現在の状況とか、周囲の人たちの差し伸べる手とかですね、全く見えてないんです。

終始イライラしてて、アルコールと精神薬をがばがば胃に流し込むことでなんとか、現状に耐えてる状態なんですね。

彼女、どん底なんですよ。
彼女「だけ」が、気付いてないんです。

ウディ・アレン監督はですね、このジャスミンのどん底っぷりを、定点観測しているかのように撮り続けるんです。ライターの高崎俊夫さんが解説で「昆虫を観察するような冷徹さで」と表現されてますが、まさに昆虫観察なんですよね。

この映画はモデルがいるんですね。バーナード・マドフ事件っていうアメリカで巨大金融詐欺があったんですけど。



ニューヨークのユダヤ系富豪層の財産をがっつり吹き飛ばした事件で、被害総額は6兆円っていう、酷い事件なんですが。ちなみにバーナード・マドフは懲役150年で現在も服役中のようですけども。

マドフの奥さんはルースって人なんですけども、ルースは夫が詐欺師だって事を全く知らなかったそうなんです。ねずみ講の意味も知らない人で。僕の友人にも若い頃にねずみ講に手を出した奴がいまして、僕はそれはねずみ講だよって言ったんですが、全く意味わかってもらえなくて。彼らはわかんないからやっちゃうんでしょうけど、ルースはそれ以上に知らなくてですね、洋服のことと、インテリアのことしか知らないんです。

マリー・アントワネットなんですよ、ルースも、ジャスミンも。

そんで、ジャスミンはセルフブランディングを始めるんですね。「あ、わたしインテリアデザインが好きだからインテリアデザイナーになるわ」つって、それならパソコンでサイト立ち上げないとって流れで、でもジャスミンはパソコンいじった事もないんですよ。

だからパソコン教室に通うところから始めるんですね。もう基本的にダメな子なんですよ、おまけにその授業料も払えない状況ですから。

意識はすごい高いですから、妹のジンジャーにもですね、説教するんですよ。「あんなろくでもない男といたらダメよ、もっといい男探しなさい」って。大事な事だからもう一度言いますけど、ジンジャーの彼氏すごいいい奴なんですけどね。


それでジャスミンとジンジャーはお金持ちが集まりそうなパーティに出掛けるんです。そこで、二人ともちょっといい男見つけちゃうんですね。

そこから話は盛り上がっていくんです。


ここから先の展開は書かないでおきますが、この映画は特に女性が見た場合に、すごい色んな事を考えさせられる映画だと思います。お金だけが幸せの基準じゃない、みたいな、ありきたりな終わり方じゃないんですね。

きっと多くの女性の心の中にも、ジャスミンはいるんじゃないかなあ。

そう僕は感じました。

勿論、男性にも。
特に与沢翼さんにはですね、是非鑑賞してもらって、ブログに感想をアップしていただきたいな、と。


座頭魄市orejiru at 12:54│コメント(0)トラックバック(0)映画  | このエントリーをはてなブックマークに追加

2014年05月13日

おもしろいかどうかは別として、今読むべきマンガであることには間違いないと思います。

福島第一原子力発電所の作業員として働く著者が、その日常を淡々と記録したルポタージュです。

原発周辺は今どのような状況なのかがよく分かります。

そして、作業内容が事細かに描かれているので、資料としても貴重な作品ではないでしょうか。

しかし著者の勤めている会社が6次下請けというのにビックリしました。中間搾取されすぎじゃないですか?

気になって調べてみたんですが、東電と元請業者の本来の契約は日当10万円なのだそうです。

著者の日当が7000円。

スゴい世界ですね。



kindle版も出てます。




一部では、著者が原発再稼働すべきという考えを持っていることから、このマンガがプロパカンダ漫画だとする声もあるようですが、僕にはプロパ要素は全く感じられませんでした。

むしろ、そこで生きる人たちの考えを、意図的に描かないようにしているような。だから、繰り返しになりますが、マンガ的なおもしろさを期待すると不満を持たれるかもしれません。

おもしろくはなかったけど、
こういうマンガを待ってました。

2巻もたのしみです。


座頭魄市orejiru at 11:48│コメント(0)トラックバック(0)  | このエントリーをはてなブックマークに追加

2014年05月06日

ブラタモリのような面白さを堪能できる全く新しい視点での歴史本でした。




例えば、第3章の「なぜ頼朝は鎌倉に幕府を開いたか」をとってみても、これまで地形を読み解いて考えたことなんてありませんでした。

地形を読むとこの土地が最適だったことが見えてくるんですね。

目の前には遠浅の浜辺が広がっていますが、海側から攻めようとした場合、水深1M以下では舟が前に進めなくなります。兵士は舟から降りて海をジャブジャブかきわけて進軍しなければいけないわけです。その間に弓矢で射抜き放題。上陸に成功したとしても海水の重みで思うように動けない。

周囲は森に囲まれていて、山側から攻めるにも斜面ばかりのこの土地では騎馬は出せません。歩兵の大軍で攻めるにも道は狭いですから、細長くなって進軍せざるを得ないんです。ですから横から弓矢で攻めれば大軍であれ関係ないんですね。

鎌倉幕府の前、京都の平安京が日本の中心でしたが、この盆地、衛生状態が非常に悪くて疫病が蔓延していました。大都市を支えるインフラが全く整っていなくて、鴨川が人々の生活水でした。同時に下水道でもあって、ゴミや死体も鴨川に捨てていたようです。周囲の山林も燃料として次々に伐採されてしまって、大都市としての限界がきていたみたいです。

そうした京都の失敗を遠くから観察していた頼朝にとって、鎌倉は完璧な地であったのは想像に難くありません。山から海へ流れる湧き水は常に清潔で、コンパクトな(当時は3万人が住めるほどの土地、現在では17万人以上が住んでいる)その地は人口が爆発的に増える恐れもなく、鉄壁の要塞で、山の幸と海の幸に恵まれた地形なんです。

僕はこの本を読んでいてもたってもいられず、早速車に乗り込んで鎌倉を目指しました。

地形から見た町並みは、これまで見ていた鎌倉とはまた違った鎌倉で、「古都の雰囲気を残しながらおしゃれな隠れ家カフェが立ち並ぶ鎌倉」を、キラキラした目で散歩する女性たちを微笑ましく見つめながらも、やっぱり男は黙って地形見て興奮するに限るなあ。なんて、みたらし団子にがぶり寄りながら思った休日でした。

他にも

関ヶ原勝利後、なぜ家康はすぐ江戸に戻ったか
なぜ信長は比叡山延暦寺を焼き討ちしたか
なぜ吉原遊郭は移転したのか
なぜ京都が都になったか
日本文明を生んだ奈良は、なぜ衰退したか
なぜ大阪には緑の空間が少ないか
脆弱な土地・福岡はなぜ巨大都市となったか

等々、日本を3D視点で(時間軸も考えるので4Dか)楽しみながら、脳トレにもなる非常におすすめの本です。

但し、こちらの本を信憑性に欠けるとする反証もいくつかあって、反証の論を読んでみると、確かな史実をもとに反証されているようでしたので、最初に述べたようにブラタモリ気分で読むのをオススメします。


座頭魄市orejiru at 19:44│コメント(0)トラックバック(1)  | このエントリーをはてなブックマークに追加

2014年05月05日

2014年ベスト1映画になるかもしれない。

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イランの監督アスガル・ファルハーディー作品。

アスガル・ファルハーディーの映画は日本で公開されているものとしてはこれが3作品目となります。
前作の「別離」は昨年鑑賞、2013年の上半期ベストとブログで紹介しました。
世界中で賞を獲得、最終的には90冠。化け物映画です。
http://takushi.blog.jp/archives/51942529.html
別離 [Blu-ray]
レイラ・ハタミ
Happinet(SB)(D)
2012-12-04



今回の新作でアスガル・ファルハーディーが今もっとも注目すべき監督であることを確信しました。この才能、ちょっとただ事じゃない。

前回の「別離」に続いて、今回の作品も「離婚をむかえる夫婦」のドラマです。

映画は、マリーが空港のラウンジで、一人の男性が到着するのを待つシーンから始まります。飛行機から降り立った男性はイラン人のアーマド。二人はマリーの車に乗り込んで走り出します。その社内での会話で、二人の関係がなんとなく浮かび上がってくるんですね。

二人は夫婦なんですが、何年も別居していて、今回、離婚の手続きを行なうためにアーマドはイランからフランスに渡ってきたのがわかってくるんです。

マリーは二人の子どもを育てているんですが、アーマドさんとの子ではなくて、前の夫との子。つまりマリーにとっては2回目の結婚が破綻したところです。

車中での会話で、どうやらマリーには子連れの彼氏がいて、その彼氏と結婚するつもりだってのがわかってきます。ひとつひとつの会話がちょっと重いんですよ、この映画。

で、車が向かう先は長女のリュシーの通う学校で、迎えにいくところなんですが、ちょっとぎこちない空気が車の中に広がるんですね。マリーは子どもとうまくいってないんですよ。リュシーは母親のことが嫌いなんだけど、何年も会っていないアーマドのことは好きみたいで。

結局迎えに行ったのに、リュシーは勝手に一人で帰っちゃった後だったみたいで、空振りに終わるんですね。

家に到着すると小さな子どもは庭で遊んでいて、アーマドは子どもと一緒に遊ぶんです。マリーはすぐに家に入っちゃうんですけど。

この辺りからアーマドの性格がだんだん見えてくるんですよ。子どもが好きで、真面目な男性なんですね。一方マリーは感情の起伏が激しい激情型な女性なのが分かってくるんです。

家の内装用ペンキを子どもが遊んでこぼしちゃうんですけど、マリーは激怒して子どもに怒鳴り声をあげるんですよ。それで子ども部屋に閉じ込めちゃうんです。でもアーマドは穏やかな態度で「僕が片付けるからいいよ」ってたしなめるんですよ。

マリーがちょっとおかしな女性だと感じるところは他にもあって、「彼氏も今日泊まるから」ってアーマドに言うんですよ。離婚するとはいえ、現状では夫であるアーマドと、次の夫候補の、サミールって名前の彼氏なんですが、サミールとその子どもと、ひとつ屋根の部屋で過ごそうとするんですね。

これは僕の偏見ではなくて、ごく一般的によく言われることですが、「フランス人女性は気が強く、相手の気持ちを考えない」とされてますよね。もう典型的な「フランス」なんですよ。

一方のイラン男性の特徴は「優しくて親切、嘘は絶対つかない」とされてます。アーマドも典型的な「イラン」なんですね。

長女のリュシーちゃんはスゴい可愛らしい顔をした女の子なんですが、アーマドに秘密を漏らすんです。新しい彼氏のサミールの奥さんは、実は自殺未遂をして植物状態なんですね。その自殺の原因が母親のマリーにあるって告白するんですよ。

どういう事かというと、マリーとサミール、不倫していたんですね。そしてサミールの奥さんは、その不倫の事実を知ってしまった。そして失望して、自殺してしまったって言うんですよ。

マリーはそういった事実をなかったように振る舞う「未来」だけを見つめている人。

サミールは毎日病室を訪れて奥さんに話し掛け続ける「過去」に縛られてしまった人。

アーマドはそんな二人の「現在」をただ見つめる人。

このように「過去」「現在」「未来」のそれぞれ別々を見つめる人たちが、複雑に絡み合っていく映画なんですよ。

それともうひとつ。

この映画を見るなら、あたまに入れておいてほしいんですが、監督のアスガル・ファルハーディーは1972年うまれのイラン人です。つまり彼のバックグラウンドには「コーラン」があるはずなんですよ。

イランでは1963年に白色革命が起こっているんです。これはイランの第2代国王パフラヴィー2世がイランの西欧化を提唱して始まった革命です。米国ケネディ政権から改革要求をずっと受けたことで起こったんですけども。

当時、イラン人の文盲率は95%と言われていて、教育の向上が必要でした。これを50%まで落としたんです。また、女性参政権も導入されました。それと一夫多妻制から一夫一妻制に切り替えていったんですね。

けれどこの改革が根っからのイスラム支持層に受け入れられなかったんです。それに近代化に必要な基礎構造がまだ整ってなかったので、下層階級の市民は生活が悪化してしまったんです。

そうした不満がたまって、1979年にイラン(イスラム)革命が起こるんです。乱暴に説明すると、白人の近代的考えよりも、本来の伝統的イスラムの教え(コーラン)が一番だろって革命です。

白色革命の時代に青年期を過ごしたであろう父親に育てられ、自身が7歳の頃にイラン(イスラム)革命の時代を生きているんですよ。

これ、強烈な体験ですよ。

アスガル・ファルハーディー自身のインタビューは、なかなか見つからないので憶測でしかないんですけども、リベラルと保守の間で揺れる激動のイランで育った彼は、対立する価値観に挟まれながら「コーラン」を熟読し、それが「呪い」のように彼に染み付いたんじゃないかと僕は思うんですよ。

「コーラン」には何が書かれているのか

前作の「別離」でも「離婚」をむかえた夫婦の物語でしたが、今回も「離婚」が軸になっています。「コーラン」の教えでは「結婚」の手続きと一緒に、「離婚」のときどうするか、あらかじめ取り決めしておかないといけないんですよ。

日本人の感覚では理解しづらいんですけど、「永遠の愛は存在しない」というのが「コーラン」の教えなんですね。永遠に男女が共に過ごすことはないのだから、円満に別れられるように最初に決めておきましょうってことなんです。

そういった下地に「コーラン」が敷かれている映画ってことを頭にいれてみると、この映画に深みが出てくると思います。

他にも「ガラス」をアイテムにした心理表現の素晴らしさなど、いろいろと詰まりに詰まった傑作です。

2014年ベスト1映画の最有力候補!
激しくオススメします!

座頭魄市orejiru at 20:23│コメント(0)トラックバック(0)映画  | このエントリーをはてなブックマークに追加
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