2013年05月

2013年05月27日

今月観た映画4本。備忘録。

アウトレイジ ビヨンド [Blu-ray]
アウトレイジ ビヨンド [Blu-ray] [Blu-ray]

前作より面白い。カメラアングルやカメラワークも最高にいけてる。
西田敏行の貫禄が素晴らしく、やはり高級SM倶楽部の会員、ドSという噂は本当であると確信した。ちなみに高級SM倶楽部のオプション「指を折る」百萬円をいつもオーダーするらしい。きっとクランクアップのあと、出演料を握りしめ、指を折りに向かっただろう。※指を折るオプションは検索かければ分かるが、高級店では意外に見受けられるオプションのようだ。

ピラミッド 5000年の嘘 [Blu-ray]
ピラミッド 5000年の嘘 [Blu-ray] [Blu-ray]

「ムー」の読者や「カラパイア」のおともだちのみんなはもう見ただろうけれど、目新しい情報を得られる映画ってわけではない。美しい映像を見ながらの復習として。ところでスフィンクスの謎かけ「朝には四本足、昼には二本足、夕方には三本足の生き物は何か?」答えはニンゲン。この謎かけには別の何かが隠されている気がするんだけど、おともだちのみんなはどう思う?

メランコリア [Blu-ray]
メランコリア [Blu-ray] [Blu-ray]

だいすきな監督の一人、ラース・フォン・トリアーのSFもの。これまで観てきた「奇跡の海」「ダンサー・イン・ザ・ダーク」「ドッグヴィル」「マンダレイ」「アンチクライスト」と比べてみても、鑑賞後に残る精神的疲労感はかなり強い作品。2部構成のこの映画は「世界のおわり」を2回描いている。特に印象的なのは鬱病の人にとっては「世界のおわり」は既に体験しているものだという点。惑星が地球に衝突してしまうその「世界のおわり」の瞬間、冷静でいられるのは鬱病患者なのだというのは、とてもリアルに感じた。そもそもラース・フォン・トリアー監督は重度の精神病患者なので、説得力が凄い。全力でオススメ。

ローズ・イン・タイドランド [DVD]
ローズ・イン・タイドランド [DVD] [DVD]

「未来世紀ブラジル」「12モンキーズ」「ラスベガスをやっつけろ」のテリー・ギリアム監督の作品。「不思議の国のアリス」をギリアム色に染め直した、といったところ。母親がドラッグのオーバードーズにより死んでしまい、同じくドラッグ中毒の父親と故郷へ向かう10歳の女の子。辿り着いた果てで早々に父親がオーバードーズで死ぬ。悲惨な現実の中で、ファンタジーの世界を作り上げ、健気に生きる女の子を描いている。ギリアム好きにしか薦められない。しかし女の子の演技力はとてつもなく、それだけでも十分観る価値はあった。




未見なんだけど、今回レンタル屋で知ったこの映画に吹いた。
世代直撃されたわけだけども、存在を知らなかったのがお恥ずかしい。
手に取ったのに棚に戻したのは、やっぱりこんな贅沢なコメディをひとり自宅で堪能するのってなにか違うと思った。地元仲間と集まってわいわい腹抱えて笑いながら観るのが正しい。そのときを待ちわびておこうと決めて棚に戻したよ。
<監督>
シルベスター・スタローン
<キャスト>
シルベスター・スタローンwwwwwww
ジェット・リーwwwwwww
ドルフ・ラングレンwwwwwww
ミッキー・ロークwwwwwww
ブルース・ウィリスwwwwwww
アーノルド・シュワルツェネッガーwwwwwww

エクスペンダブルズ (期間限定価格版) [Blu-ray]
エクスペンダブルズ (期間限定価格版) [Blu-ray] [Blu-ray]



※追記 同日20:40
他にも観たはずだが思い出せずに記事を投稿。
やっと思い出した。
『SUSHI GIRL』だ!!
タランティーノ好きがこじらせて作ったラブレターみたいなもんで
観るに耐えない映画でした。

Sushi Girl [Blu-ray] [Import]
Sushi Girl [Blu-ray] [Import] [Blu-ray]


座頭魄市orejiru at 13:11│コメント(0)トラックバック(0)映画  | このエントリーをはてなブックマークに追加

2013年05月26日

円はどう描くか。
外形を形づくっている線を描く。
見た者はその輪郭だけで円と認識してくれるわけで、
なにも手間をかけて内を塗りつぶさなくても、それは円として、
ちゃんと受け入れてもらえる。

小説においても同じ事が言える。

書き手の色に塗り潰したような小説もあれば、
外形を形っくっている線だけを書いた小説もある。

雪沼とその周辺 (新潮文庫)
雪沼とその周辺 (新潮文庫) [文庫]


「雪沼とその周辺」は架空の土地「雪沼」を舞台として、
その周辺に住む者たちそれぞれの回想で構成されている連作小説だ。
7つの短編はそれぞれ全く繋がっていないわけではないが、
はっきりと繋がりが見てとれるほどでもない。
しかし繋がりはこの小説において重要なことではない。

特別おおきな事件がおこるわけではないし
取り立てて話したくなるような人物たちでもない。

ではどんな小説か。
この説明がとても難しい。
文庫版の解説で池澤夏樹も
「この本に解説などいらない。何を書いても余計なこと」と
書いているように、この小説を解説するには、
この小説を丸写しするほかないのではないか。
まさに保坂和志が「小説の自由」で主張した
“ただ小説自身によってのみ根拠づけられる圧倒的な主語”だ。

人はみな、ふとした瞬間に過去を振り返る。
登場人物たちもまた、それぞれある事をきっかけに過去を振り返る。
作者はその瞬間がくるのをずっと待っていたかのように切り取る。
丁寧に切り取られたその瞬間から、過去への感情の旅先に
あなたは“あなた”を読む。
地方から上京し、都会で懸命にがんばっている人に、特にオススメの本だ。


さいごに、下記に「イラクサの庭」冒頭文を写した。
情景が生き生きと描かれているし、文章の美しさに引き込まれる。

小さな虫が這ってもその気配がわかるほどの沈黙のなかで、身体を少し動かすたびに、寄せ木になっている樫の床がぎしぎしときしんだ。寝室とテラス席のある 南向きの庭とのあいだには、どこにも通じていない縁側のような廊下があって、部屋とその廊下は、床まである真っ白なロールカーテンで仕切られている。きっちり閉じられていても外のけしきをやわらかく伝えてくるガラスの引き戸のむこうに、かすかな雨の音が聞こえていた。粒子の細かい霧が自身の重みに耐えきれず下へ下へと落ちてくるうちにいつのまにか水の柱をつくり、それが完全なかたちとなるまえに雪まじりの土を打ってはじける春先の雨は、土地の者ならだれでも聞き分けることができるものだが、その日の音はいつにもまして静かだった。


座頭魄市orejiru at 22:30│コメント(0)トラックバック(0)  | このエントリーをはてなブックマークに追加

2013年05月24日

俺物語!! 3 (マーガレットコミックスDIGITAL)
俺物語!! 3 (マーガレットコミックスDIGITAL) [Kindle版]


しかしこのコミック発売日との3ヶ月のタイムラグはいさぎよくないよね。
同日発売しない意図はなに?未練がましいったら。

kindleでも売ると決めたんなら同日売る!


kindleで購入するJCは教室で「俺物語」の話題にはいれず疎外感を味わってるんだよきっと。


座頭魄市orejiru at 11:43│コメント(0)トラックバック(0)  | このエントリーをはてなブックマークに追加

2013年05月23日

20130521_bjork_v

日本科学未来館で公演だなんて、胸が熱い。
800人収容の小さな会場でステージの周りを取り囲む形でおこなわれるんだって!
早速申し込んだ。どうしても、どうしても行きたい。
「Biophilia」の公演場所として“日本科学未来館”ほど最適な場所もない気がするぞ!
銀河系の果てまで連れていってくれるんだぞ!

特設サイト

<Bjork Biophilia Tokyo>第一次抽選受付開始
2013.05.21(火)17:00~2013.05.27(月)23:59
2013.05.31 日(金)18 :00当選発表

<Bjork Biophlia Tokyo>第二次抽選受付開始
2013.06.03(月)12:00~06.10(月)23:59
2013.06.14(金)18:00当選発表

<申込詳細>
・1申し込み1公演2枚迄受付可
・第3 希望迄受付
・ブロック及び座席位置は公演日に決定
・同行者はチケット決済のカード保有者と同伴にて入場

※注意事項
公演日にはチケットを予約したクレジットカードを必ず持参して下さい。チケットの発券の為に必要になります。クレジットカードが無い場合は入場することは出来ません。ご注意下さい。

主催:SMASH
共催:日本科学未来館
企画制作:SMASH/DOOBIE
協力:ユニバーサル ミュージック
問合せ:SMASH(03-3444-6751)


※追記1
第一次抽選はずれ(´・_・`)
二次こそは‼

※追記2
第二次抽選

当選!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
キタキタキタキタ━━━(゚∀゚≡(゚∀゚≡゚∀゚)≡゚∀゚)━━━━!!

ついに恋した人に会える
忘れもしない97年。ホモジェニックを聴いた時のあの衝動。

Homogenic
Homogenic [CD]


こちらはVoltaicツアーのパリ公演の動画
この完成度……必見!!



Voltaicの完成度を上回るライヴをみせてくれるはず。
しっかりと心に焼き付けてきます。



座頭魄市orejiru at 00:53│コメント(0)トラックバック(0)音楽  | このエントリーをはてなブックマークに追加
わたしを離さないで (ハヤカワepi文庫)
わたしを離さないで (ハヤカワepi文庫) [Kindle版]は近年もっとも心に残る小説でした。

読み手は、書き手から与えられた情報だけを手掛かりに、その世界を広げてゆく。

カズオ・イシグロは、どこから、どのように書いたら、わたしたち(読者)が理解できるのか、わたしたちの想像力の成長をじっと見てて、与える情報量を、はじまりからおわりまで一定に制御して書いてくれる人。ほら、よくいるでしょ?物語のはじまりに処理しきれないほどの情報を詰め込んでくる人。それとは逆に最初は出し惜しみしてさ、最後のほうになって畳み掛けるように情報を押しつけてくる人。それと、知識の量を自慢げに、と、まではいかないまでも、てんこ盛りにしてわたしたちを置いてけぼりにする人。ついてこれる人だけついてくればいい、だなんて、そんなのったらないよ。どいつもこいつも自分のことばかりでさ、わたしたちのことを真剣に考えてるとは思えないよね。きっとセックスだってそう、最初から腰をぶんぶん音が聞こえてきそうなほど振る男、「欲しいのか?欲しいんだろ?」って、訳わかんない男、真珠入れれば気持ちいいと勘違いしている男。そもそも感情の起伏なんて一人一人違うのに、どうして制御出来ると思ってるんだろう。起伏はわたしたちの内面に起こるものだよ。制御なんて出来ない。制御されてたまるかッ、死んじゃえ。
でも、カズオ・イシグロは違う。そりゃあ最初は理解できないに決まってる。わたしたちはヘールシャムのことも、提供者のことも、ノーフォークのことも、マダムや展示館のことも、なにもわからないんだから。けれどわからないなりに、頭の隅っこに慣れない異物として残ってしまうでしょ?ヘールシャム、提供者、ノーフォーク、マダム、展示館。わたしたちが理解できるようになると、また異物にぶつかる。その連続でさ、わたしたちは重ねて、やっと辿り着くんだ。やっと、だなんて書いたけれど、それは困難なことではなくて、歳を重ねるように、ひとつひとつ理解を重ねていける。きっと、カズオ・イシグロはセックスも上手なんだと思う。

さいしょは、あらすじを書こうとおもっていたんだけれども、ここまであらすじを書いてこなかったのだし、ここからも書かないでおこうと思ってる。どうしてだろう。ほんとうに書こうとおもっていたんだけれども。
いつまでも心に残るバンドの演奏を聞いた感覚に似ていて、
わたしはその感動を伝えたくて、せめて歌詞だけでも書いてみる。

オーベイビー、ベイビー
わたしを離さないで

でも、どうしても、伝わらない。
小説のあらすじを書いて伝えようとするのって、それに似ていない?
メロディも、リズムも、表情やしぐさも、それに、汗の匂いだって必要な要素だから。
汗の匂いだなんて書くと、なんだかまたセックスが頭をよぎってしまうから、時折怖くなる。もしかしたらわたしの身体に流れる血が、そういう血なんじゃないかって。
結局またセックスのこと話してる。でも許してほしい。この小説ではもっとたくさんのセックスが書かれてるんだし。

なにが言いたいかも分からないままだろうけど、迷わず読んで。
間違いない小説だから、
きっと心に残る小説だから、
読んでみて。



座頭魄市orejiru at 00:25│コメント(0)トラックバック(0)  | このエントリーをはてなブックマークに追加
最新記事
記事検索