2011年02月

2011年02月27日

Appleがitunesで音楽配信システムを整備し、「音楽」の流通を変革した。

現在、出版業界の変革のはじまりを業界内にいて感じる。電子書籍が取沙汰されているが、紙媒体が電子書籍に完全に移行する事はないだろう。しかし歪みは大きいはずだ。現に出版取次から出版社に対し、支払い条件の変更手続きの話題をよく耳にするようになった。僕が取引させていただいている出版社は誰もが知っている大手もあれば、一人で細々とやっている出版社もあるが、大手出版社に対しては現状維持の姿勢を取っているものの、主に規模の小さい出版社に対し変更手続きをはじめている。体力のない出版社が悲鳴をあげるのは必然だ。この歪みは今後広がっていくだろう。電子書籍ばかりに思考がいってしまいがちだが、本当に考えなければいけないのは「紙媒体」の流通なのだと思う。

航空業界においても変革が始まっている。既に価格競争は始まっていて、数年前では考えられない金額で海外へ行けるようになった。今後も航空業界の価格競争はますます激化していきそう。これも「人」の流通の話。


これからの話をする時に、重要なのは流通だ。

例えば農協。
農協の問題点はその流通にある。国は農業を始めたいと考えている人へ手厚い制度を用意してある。入り口はとても入りやすくしてある。しかし一旦入ってしまうと出口などない。農協の奴隷だ。農協には厳しい規格も設定されていて、規格外の野菜も当然受け入れてもらえない。土地や農具、金銭面の面倒まで見てやってんだから当然だろって事だ。この流通システムは近い将来必ず崩壊する。農協の流通が崩壊するその時、次の流通の形はどうなるのか。

以前@chibicode(上杉周作)さんがtwitterでこんな事をつぶやいていた。
アップルで働くまで、イノベーションというのは「今にない、新しいものを作ること」だと思ってた。でもそれは違って、イノベーションというのは「未来にある普通のものを作ること」なのです。この違いを理解できるまでかなり時間がかかった。

僕はこの言葉が深く心に刺さっていて、いつも頭の片隅にこの言葉がある。
未来、あたりまえの流通の形。それは企業を介さない個人間流通に変わるはずだ。以前書いた贈与経済の話にも繋がる。市場経済はおわり、贈与経済の夜があける

未来は個人間流通で経済が成り立つ。
その個人間流通が当たり前の時代に立ち、改めて世界をみつめてみれば自分の役割、それぞれの役割も見えてくるのではないだろうか。そんな事をゆったりした休日をビール片手に過ごしながら思った。




座頭魄市orejiru at 22:27│コメント(0)トラックバック(0)真理  | このエントリーをはてなブックマークに追加

2011年02月24日

momo
左が川中島白桃 右が大紅蟠桃

大紅蟠桃(だいこうばんとう)という種類の桃がある。

西遊記では、孫悟空が食べ不老長寿を手に入れたとされる伝説の桃
また、楊貴妃がこよなく愛したと伝えられている桃
味は桃とマンゴーを足して2で割った味と評価される。
日本ではその形から座禅桃とも呼ばれる。

大紅蟠桃には産地がない(原産国は中国)
栽培が困難な桃で、落果も多い。糖度が足りないため熟してからでなければ収穫できない。そのうえ収穫してしまうと日持ちがしない。だから福島や山形などではよく出回る桃の苗木とともに植え、栽培はしているものの、その多くは地元で配られてしまい出回る事はほとんどない。

僕はこの大紅蟠桃を完全無農薬で栽培したい。
遠野盆地で大紅蟠桃を育て、桃源郷を作りたい。
そして仲間達と実りの季節を喜び、大紅蟠桃を齧りたい。
そこには不老長寿伝説の答えがあるのではないか。

いや、もともと答えなどないだろう。

答のない問いに答えるため、人は悟りの道をゆく

日本では大紅蟠桃を 座禅桃 とも呼んでいる。



上記は2009年に書いた文。
その後、就農センターに問い合わせ、実際に桃を岩手県で栽培出来るか相談してみたのだが、そこには大きな壁がある事が分かった。遠野市に直接電話で掛け合ってみたものの、その返答に落胆する事になった。農業の新規参入には新規就農制度を利用する。この制度を利用する事で新規参入しやすいよう国は整えているのだが、この制度を利用するには、各都道府県が指定している特産物を作る必要がある。岩手県は桃を推奨していない。調べた限り、桃が実る条件は満たしているにも関わらずだ。
はっきりいえば巨大な農業協同組合連合会の歯車の一部となりなさいって事だ。
当然土地を借りるにも壁は高くなるし、たとえ桃が実りを迎えたとしても農協はその桃の流通には携わる事はない。国の援助は一切なしだ。金銭的な面だけではなく、土地、流通においてもハンデを背負って新参者が成功するには相当な体力が必要だと思う。

調べていくうちに農協の問題点が見えてきて、それが政治経済を学ぶきっかけになった。
思えば僕は夢を語るだけで現実がかすんでいた。
夢を語るだけでは食ってはいけない。
ビジネスにしなくてはいけない。
町をおこすのもビジネスとして成立しないといけない。

今でも心では、大紅蟠桃を育ててみたいと思っている。
今でも大紅蟠桃を実らせ仲間達と齧る瞬間を夢見る。
けれど大紅蟠桃によって町おこしが出来るんじゃないかという考えは今はない。町おこしはその土地に根付いている価値、それを掘り起こす事。それを今の時代にマッチングさせ付加価値をつけたのち再発信する作業だ。僕の故郷「遠野」は贅沢なほど価値が眠る。まずは「遠野」の価値を再確認していく。

座頭魄市orejiru at 23:24│コメント(0)トラックバック(0)雑記  | このエントリーをはてなブックマークに追加
先日ひとつのニュースが目に止まった。

N(鍋)-1グランプリ〜花巻・石鳥谷

岩手県花巻市石鳥谷で2009年度から年4回主催されているイベントだそうなのだが、町おこしのネタとしてネーミングもいいし、視点もいい感じだと思った。
「南部杜氏鍋」「ワイン鍋」「イカ様汁」「さばダシだんご汁」「豆乳キムチ鍋」「手作りひっつみ鍋」などのエントリがあり、グランプリを獲得した鍋は「黄金闘魂鍋」なのだそうだ。ぐぐってみたものの残念ながら写真は見つける事が出来なかった。鍋の名前で想像してみてもどれもこれも美味しそうな名前で魅力がある。
僕は岩手県出身なので目についたニュースだけど、検索かけてみてもいまいち盛り上がりに欠けるイベントに見える。これだけ魅力ある町おこしのネタなのにも関わらず、地元住民だけが知っている大会にしておくのはもったいないなと思った。(地元住民の中でどれだけ熱いイベントなのかも分からないのだが)

今はとても便利なツールがある。SNSを利用してもっと周囲にアピールする方法はいくらでもある。twitterやfacebookで呼びかければもっと確実に輪は広がるだろうし、N-1グランプリのblogを作れば必ず需要はある。それぞれエントリされた鍋レシピを紹介すればいい。くわえてソーシャルレシピも登場している。
クックパッドも楽天レシピも古く思える「Foodily」という新しいレシピサイト

さらにいえば、食品会社とタイアップし、グランプリを獲得した鍋は商品化まで持っていけるんじゃないか。(10位〜2位までのレシピのみ公開等にしとけばいい)
TV局にも企画を持ち込んで『王様のブランチ』あたりにとりあげてもらえばビジネスとしてもうまく軌道に乗せる事が出来ると思うんだけどなぁ〜と。

不況だ不況だと言われているけれど、先ほど挙げたようなTV局で取り上げてもらう額も劇的に落ちている。『王様のブランチ』も『WBSのトレたまコーナー』も、驚くような安値で枠を買える。逆にスタートアップに適した時代なんじゃないか。 


ニュースを読みながらそんな事を思い、「町おこし」について真剣に考えるようになった。ここ数日頭の中は「町おこし」の事ばかり考えている。僕が今まで興味を持ったもの、また発想のひとつひとつは、その単体ではあまり意味をもたないものだったんだけれども、「町おこし」というキーワードを軸に途端に繋がり始めている。これはまだ熱いうちに外に出しておかないといけないと思ったので、とりあえず文字に起こしていく事にする。『町おこしコンサルタント』『地域クリエーター』呼び方はどうでもいいけれども、僕はそこに高い価値を見つけた。それって僕がずっと求めていたドキュメンタリーがあるんだよ。

座頭魄市orejiru at 00:48│コメント(0)トラックバック(0)雑記  | このエントリーをはてなブックマークに追加

2011年02月17日

趣味のひとつが音楽鑑賞だけど、音楽について何ひとつ語っていない事に気がついた。いや、ほんとは語るのは避けてたと言った方がいいだろうか。
中学時代にパンクロックにはまり、高校時代にバンド(とはいえコピーバンドだけど)をはじめ、東京上京後に友人とクラブにのめり込み、月1のイベント開催してた。サイケやテクノ、ハウスやミニマル、どん欲にジャンルを渡り歩いてた。音楽業界に進みたかったわけじゃなく、とにかく刺激を求めてただけなんだけれども、見回せばジャンキーばかりになった。周りというか僕も当然ジャンキーだったんだと思う。だから集まるんだよね。当時はマジックマッシュルームなんて強烈なのも合法で入手出来たんだから。
長期に居座る事がない性格なのと、環境変えないと廃人街道だなと思いとどまり、HIPHOPに流れた。たしかブレイクビーツ聞いているうちに遡っていったんだったかな。覚えてない。

HIPHOP聞くようになってますます周囲は悪い環境になった事に気がつく。
いや、これがほんと環境悪いんだ。もうね、ファッション(笑)。スイーツ(笑)と同義語。スピーカー音割れてんよ?って言ってももう聞こえちゃいない。そりゃそうだ。音量調整MAXだもの。しまいにはオーバーサイズの服を何故着てるのかも、何故金の装飾品つけてるかもわかっちゃいない。ファッション(笑)。片方のズボンを膝まであげる意味もわかっちゃいない。ファッション(笑)。今となっては僕も30越えて、ファッションでいいと思うようになれた。そういう側面もあるのがHIPHOPだし、歌詞だって“女、麻薬、名声”ばかりだし。でも当時は【HIPHOP好き】これを口にする事で一括りにされちゃいそうで、いつしか音楽の話しなくなった。

トラックの事だけ語りたい。
他の側面はとりあえず後回し。

という事でトラックが秀逸なHIPHOPを紹介したい。
まずは8本。最初だから特に王道だけれどもどうしても外せないからここから始めるよ。ゆっくり掘り下げて深いところまでいこう。

まずはcommon

僕にとってはじまりの合図

The pharcyde Runnin

commonからの流れで入れたくなった。

Souls Of Mischief 93 Till Infinity

HIPHOP好きと公言しておいてこれ外してたらもう口聞かない。

Supersci Get!

特に好きなトラック。PVもいい。キャンプしたい。
夏に踊りたい。remedeehの声とトラックがよく絡む。
フィンランドあたりで北欧女集めてパーティしたい。

The pharcyde Soul Flower

Supersciからの流れでパーティー仕様。The pharcyde2曲目はネタ切れってわけじゃなく。

A Tribe Called Quest - Can I kick it?

どの方向へいこうともこの曲でリセット出来る。特別な曲。

dont even try it funky DL

nujabesが事故で亡くなってまもなく一年。日本人としての誇りです。

Zion I Birds Eye View

綺麗なトラックだよね。



ここまで聞いてツボに入る方は二皿目期待してて下さい。
まだ王道から抜けないかもしれませんが、ゆっくり深くしていきます。

座頭魄市orejiru at 01:06│コメント(0)トラックバック(0)音楽  | このエントリーをはてなブックマークに追加

2011年02月16日

何事も自然の中から学ぶ事が出来る、と思う。

僕は完璧主義な面が以前はあった。けれど少しづつ変化してきた自覚がある。そしてひとつの真理が見えてきた。単純な事だけど、何かを僕がする事(行動であったり言動であったり)は種蒔きなんだなと気付いた。こうしてblogを書く事も、twitterでの発言も、あてもなく街をぶらぶら歩く事も。

完璧を求める人にとっては芽の出ない種は必要ないんだ。自分が蒔いた種は確実に芽が出るべきだと決めつけてるし、そもそもが芽の出ない種は蒔かない。確率100%が美学なんだ。

けれども確率100%の種ってあるのかな。
台風もあれば日照りもある。厳しい自然の状況下で人が出来る事なんてほとんどなく、自然に任せるしかない。智慧が確率をあげる事はあれど最後は自然界に委ねるしかないんだよね。

僕が今まで蒔いた種が具体的にいつ芽が出るのかなんてのも自然に任せるしかないんだよね。芽を出してる事に気がつかずにせっかくの芽をだめにしちゃう事もきっとあるし、種を蒔きすぎて収拾つかなくなっちゃう事もあるかもしれない。

人と人とをつなげる芽においても、誰もが自然と言葉の種を蒔いてる。
その瞬間に種から芽が出るわけないのに、その芽が出る瞬間を待てずに結果を求めちゃう。多くの人は待つ事が出来ない。退屈だもの。待つ事は。芽が出ずに徒労に終わるのが怖いし。

種が芽を出すのってどれくらいの時間がかかるんだろう。
瞬間に芽を出す事もあれば、何年もかかる事もある。
何十年も先に芽を出す可能性だってあるはずだよね。
だから種をたくさん蒔こうと思う。

確率はほんとはどうでも良くて、気持ちをこめて種を蒔く
あとは自然が決めてくれる

収穫はきっと近いはず




座頭魄市orejiru at 00:26│コメント(0)トラックバック(0)真理  | このエントリーをはてなブックマークに追加
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