2015年10月05日

20150828211810

【あらすじ】
ロンドンにある高級スーツ店「キングスマン」は、実はいかなる国の干渉も受けない屈指のエリートスパイ集団だった。ブリティッシュスーツを小粋に着こなす紳士ハリー(コリン・ファース)もその一人で、日々極秘任務の遂行に務めていた。そんなある日、仲間が何者かに暗殺され、彼は街で不良少年エグジー(タロン・エガートン)をスカウトする。

【感想】
マジかよ!今年ベスト級におもしれーじゃんか!

レッッッッツ パーーーティィィィィィ!!

「キック・アス」が好きな人は今すぐに「キングスマン」見に行ったほうがいい。というか「マッドマックス」と同じくらいバカになれるよ。

しっかり正統派スパイ映画として作り込んでいながらも、これまでのスパイ物のどれにも当てはまらないポップでキッチュなセンスを練り込んでます。おまけにギャグセンスも素晴らしい。それでいて青年が大人になるまでの成長物語として感動を誘う。なんだこのバランス力。

マシュー・ヴォーン監督のこと「キック・アス」の監督さんとしか認知していなかったので、帰ってきてから過去作を漁ろうとググったら

ガイ・リッチー監督と組んで「ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ」製作してる人だった。

27歳で「ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ」製作して

29歳で「スナッチ」製作してる。この人やばいな。

頭のなかがパーティすぎる。

まあともかく、これは映画館で観ないと絶対損するタイプの映画なのは間違いないです。

「キングスマン」は観とけ!

座頭魄市orejiru at 20:53│コメント(0)トラックバック(0)映画 │ このエントリーをはてなブックマークに追加

2015年09月16日

職業としての小説家 (Switch library)
村上春樹
スイッチパブリッシング
2015-09-10




面白かった。

本当に面白かったし、案外こういう生春樹(生春巻きみたいですね)を覗いてみたかった人は相当多かったはずで、僕ももちろんその一人。先日発売された「村上さんのところ」と併せて読むことで、これまでタバコの煙のように輪郭が曖昧な「村上春樹」が、夏の入道雲のようにくっきりと見えた感じがします。どちらにせよ実体として掴むことは出来ないのですが。


12章の”うちの夫婦の本棚というのはくっきりと二つに分かれていて、昔の東西ベルリンみたいにまったく行き来がありません。”で、村上夫婦の自宅本棚リストを覗きたくなりました。ベルリンの壁のような夫婦の本棚。むしろ素敵ですよね。春樹さんはノンフィクションを好んで読むそうですが、どんな本が並んでるんだろう。

座頭魄市orejiru at 20:31│コメント(1)トラックバック(0) │ このエントリーをはてなブックマークに追加

2015年08月03日

hed

【あらすじ】
田舎町に暮らす11歳の女の子ライリーは、父親の仕事の影響で都会のサンフランシスコに移り住むことになる。新しい生活に慣れようとするライリーの頭の中では、ヨロコビ、カナシミ、イカリ、ビビリ、ムカムカたちが、ライリーの幸せのためという強い気持ちが原因で衝突していて……。

【感想】
映画評論家の町山さんが「マッドマックス」を差しおいて2015年暫定ベスト!と絶賛しているピクサー最新作がついに公開。町山さん、随分と強気に推していたので僕も相当期待して、めずらしく妻と息子も誘って観てきた。

人前では涙を流さない僕も、今回ばかりは涙をこらえきれずボロボロ泣いてしまった。年々涙もろくなっている気もするが、いやいや「インサイド・ヘッド」は弩級。近年の子どもの成長モノで感動作といえば「おおかみこどもの雨と雪」が頭に浮かぶ。ジブリの「かぐや姫」も良かった。おおかみもかぐやも涙腺を刺激するけど、決定的に違うことがある。当たり前だけど、どんなに自分に重ね合わせてみても、スクリーンに映し出される物語は“僕ではない誰かの物語”だ。けれども「インサイド・ヘッド」は僕の物語だった。本でも映画でも、散々使い回されている宣伝文句の「これは、あなたの物語です」がみごとに、みなさんに当てはまる物語。

「いつも笑っていたいのに、、、なぜ悲しみは必要なの?」 かつて、子供だった“あなた”の 頭の中で起きていた大事件とは!?


そして僕はいつ頃からか悲しみを迷惑な感情として隅っこに追いやって、他の感情が悲しみを抑え込んでいたことに気がついた。僕の「インサイド・ヘッド」で起きていた複雑な処理をスクリーンで目の当たりにして、やっと我にかえった。子ども向けアニメのフリしてとんでもない映画だぞこれは。子どもの成長モノ的な感動に見せかけた難解な学術映画。

小学2年生の息子はスゴい楽しかったそうで、観賞後に「ヨロコビ」のぬいぐるみ買って!とねだってきた。

いや、おもしろかったんだろうが、絶対に理解できていない。断言できる。

思えば2014年の「レゴムービー」も子ども向けに見せかけて大人をK.Oしにきたし、ここんところの外国産アニメは気が抜けない。

2015年の映画は大豊作だ。
昨年も同じ事言ってたけど更新。

座頭魄市orejiru at 20:12│コメント(0)トラックバック(0)映画 │ このエントリーをはてなブックマークに追加

2015年07月08日

160882

【あらすじ】
鎌倉で暮らす、幸(綾瀬はるか)、佳乃(長澤まさみ)、千佳(夏帆)。そんな彼女たちのもとに、15年前に姿を消した父親が亡くなったという知らせが届く。葬儀が執り行われる山形へと向かった三人は、そこで父とほかの女性の間に生まれた異母妹すず(広瀬すず)と対面する。身寄りがいなくなった今後の生活を前にしながらも、気丈かつ毅然と振る舞おうとするすず。その姿を見た幸は、彼女に鎌倉で自分たちと一緒に暮らさないかと持ち掛ける。こうして鎌倉での生活がスタートするが……

【感想】
完璧でした。何もかもパーフェクト。

まだ上半期が終わったばかりですが、2015年ベスト1映画は「海街diary」で間違いない。今「映画館」で観るべき映画としてならたしかに「マッドマックス」のほうが外せないとは思うのですが、いつまでも心ゆらす映画として僕は「海街diary」をこれから先いくつになっても繰り返し観るでしょう。同監督の「歩いても歩いても」に並ぶ名作。小津安二郎と同時代に生きた人を羨ましがっていた時期もありましたが、もうそんなふうに思わなくてもいい。なぜなら是枝監督と同時代に生きていられる贅沢がここにあるから。

原作のマンガからして非常に優れた「神作品」ですし、実写化には少しばかり不安を感じてました。特に女優陣が発表された時、三女の千佳(夏帆)に随分と違和感を感じたものでした。僕は原作ありきの映画を観るときに、原作の世界観だったりは気にせずに、全く別の作品として観るように心掛けてはいるのですが、「海街diary」ばかりは気が気じゃないというか、入れ込んじゃってたんでしょうね。

三女の千佳は原作と比べてかなり性格を変えて作られてるのですが、それがなんとも見事な改変でして、これは原作が好きすぎて観るのが怖い人も是非観てほしい。マンガチックな性格の千佳も、なるほどこうすれば実写にすとんと違和感なく落としこめるのかと、監督の技に膝をうつこと間違いなし。

そして佳乃(長澤まさみ)もヤバかった。長澤まさみといったらモテキでしょうって声が大多数でしょうし、実際のところアレはアレで完成してたけど「海街diary」の長澤まさみはもう演技じゃなかった。女優じゃなかったと言うべきか。実際のところ、ガチでこの4人、4姉妹なんじゃないか、いやさすがに血は繋がっていないかもしらんけど少なくともこの4人は本当に鎌倉で共同生活しているよね、こうして映画を撮り終わった今でも。そんな疑念を捨てきれないでいる自分がいるんです。モテキの長澤まさみはあくまで女優業を完璧にこなしていたわけですが、海街の長澤まさみは完全にオフショット級の自然体で、映画撮ってるの本人実は気づいていないんじゃないだろうかと。あれだけかわいいモテキでさえ、ちゃんと女優として観ていましたが、今回ばかりはもうダメでした。長澤まさみに落ちました。長澤まさみにお願いされたら税金も倍おさめてもいい。佳子さまのために税金おさめてるようなものでしたが、それを超えるレベルって意味です。皇族のひとつ上のフェーズに長澤まさみもとい4姉妹がいらっしゃる。

「山口百恵は菩薩である」(講談社)とか「前田敦子はキリストを超えた」(ちくま新書)など、これまで神格化されてきた女性たちと並べてみても、やはり後光がはっきりと感じられるのはこの4姉妹。








概念化されてしまった4姉妹の一番の見どころは、これほど美しい存在であるにも関わらず、また崇高な存在にも関わらず、僕たち人間と同じように傷ついて、悩んで、涙を流しながらも一生懸命生きているってこと。酒だって飲むし、喧嘩もするし、後ろめたい恋だってする。ああ、だからこそ美しいのだと気づかせてくれる。女神たちはいいところも悪いところも全部ひっくるめて、生きることを肯定してくれる。女神たちからの人間讃歌。

エンドロールの時にはもう無意識で手合わせてスクリーン拝みましたよ。ありがたやー。ありがたやーって。


近頃はますます女性の時代が幕をあけたのを感じる日々ですが(マッドマックスですら女性の時代を反映してますからね)、「海街diary」はより強く女性の時代を感じられる作品だと思います。

僕ら男はね、もういい加減に地球は女で廻っていることをちゃんと意識しないといけないんですよ。そのうえで、せめて僕らなりに努力して、ご飯のうえにアクセントでかけた「ごま」程度に役立てばバンザイです。

変なところに着地しそうなのでこの辺でやめておきますが、「海街diary」は教養として一度は観ておくべきといえるレベルの作品でしたので、ぜひ、マッドマックスとのはしごで、劇場で観ていただきたいと思います。


座頭魄市orejiru at 19:19│コメント(0)トラックバック(0)映画 │ このエントリーをはてなブックマークに追加

2015年07月02日

mad

【あらすじ】



【感想】

マッドな盛り上がりで映画好きの間では祭り状態のマッドマックス。たしかにこれは観るドラッグだ。

この世界観はヤバい。

容姿のいい美女は子産み女として囲って、容姿の劣った女はさ、鎖に繋いでさ、オッパイに搾乳器はめて母乳を搾り取ってるのよ。ペンペン草すら生えないマッドな世界だからね。
母乳こそ生命線なのさ。母乳サイコー。

このマッドな世界の覇者イモータン・ジョー率いる軍団に捕まったマックスが、逆さに吊るされて「血液袋」として利用されるの。女は母乳袋、男は血液袋。わかりやすくていいね。ビジュアルだけで伝わる画力。小学生でもわかる世界観(だがしかしR15)。なんせ台詞なんてほとんどないんだから。主人公マックスの台詞だって改行しなければ新書本1ページに収まっちゃいそう。

10分も観ればほぼ間違いなく倫理なんてものは消え去ってしまう。

倫理に栄養素あるかい?

ないだろ。

だったら早く捨てちまえって話。


僕が気に入ったシーンは、チャージャーの吸気口にガソリン吹きつけると車のスピードあがるんだけど、それで追ってくるウォーボーイズがガソリンを口に含んでチャージャーにブーッって噴きつけるの。追われるマックスも負けじと口にガソリン含んで、ブーッって。

口に含まなくてもいいじゃん(笑)
直でぶちこめよ。

ツッコミどころは満載だけどいちいちイケてる。

こんな素晴らしい映画をいままさに公開してるんだから、行かないやつは軒並みバカとしか言いようがないぞ。

でも行くやつはもっとバカだ!

われわれ人類はバカだった!ヒャッハー!



今度のバーニングマンはマッドマックスに影響受けた改造車で溢れかえるんだろうなぁ…行きたいなぁ。

【世界最大のバカ騒ぎ】バーニングマンとかいうお祭りがマジキチすぎる
http://matome.naver.jp/odai/2134494854305089101


座頭魄市orejiru at 12:47│コメント(0)トラックバック(0)映画 │ このエントリーをはてなブックマークに追加

2015年06月15日

No.16
16


No.17
17


No.18
18


No.19
19


No.20
20


【ひとこと】
卵焼きは黄色。ゆでたまごは黄色と白。卵焼きで味付けを楽しむのもいいけど、ゆでたまごで弁当の中身の色を増やすのもありだと気付いた。

しかし毎日毎日【必ず】作らなければいけない母親は大変。僕なんか寝坊して作れない日があっても誰にも迷惑かからない立場で作ってるんだから、そりゃ楽しいだろうよ。そういったことを頭で理解するだけでなく、ちゃんと体験するというのも大事なこと。

世の母親たち、みなさんいつもお疲れ様です。
いただきます。

座頭魄市orejiru at 12:21│コメント(0)トラックバック(0)1001個の弁当 │ このエントリーをはてなブックマークに追加

2015年06月02日

弁当技術を向上したく、ケンタロウの弁当レシピ本を購入するため書店へ。

パラパラ中身を読んでみると僕が思ってたような内容ではなかった。ケンタロウの作るアブラ多め味濃い目の、これぞ「男子ごはん」ってレシピは好きなんだけど、僕が漠然とイメージしている作りたい弁当とは少し違っていた。その日は時間がなかったので後でじっくり検討することにした。

レシピ本を求めて書店に入ったのに、結局購入した本はこちらの本。



料理の分析ではなく、料理研究家の分析。
ありがちに見えて今までなかった面白い視点。

そして実際のところ、めっちゃ面白かった。

料理研究家を分析することで、家庭料理の変遷を読み解いていく。そこから社会の変遷が見えてきて、さらには社会のなかでの女性の生き方が見えてくる。

これからは女性の時代なんだよね。
そして支える側に立つのは男たちの番。
ケンタロウ、栗原心平、コウケンテツ(もこみちは入れたほうがいいのか悩みどころ)。これからどんな料理研究家が注目されるのか楽しみだ。遊び心あふれる自由な発想の男性料理研究家がきっと現れて、僕らを虜にするに違いない。

まだ発売されて間もないからってのもあるだろうけど、amazonではまだレビューなし。あまり注目度は高くないのかな?埋もれてほしくない良本ですよ。オススメです。



座頭魄市orejiru at 14:15│コメント(0)トラックバック(0) │ このエントリーをはてなブックマークに追加
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