2016年05月24日




以前読んだ「1964年のジャイアント馬場 」がおもしろかったので、「1985年のクラッシュ・ギャルズ」も読んでみた。

「1964年のジャイアント馬場 」の感想記事 
http://takushi.blog.jp/archives/52021561.html

井田真木子の「プロレス少女伝説」(http://takushi.blog.jp/archives/52025986.html)を以前読んだのですが、クラッシュギャルズも読んだおかげで当時のプロレスがより分かってきました。こりゃあハマっちゃう人が続出するのも当然ですよね。プロレスの面白さが分かってきたところで、現在「1976年のアントニオ猪木」を読んでいるところです。

同時にこの本も購入。


とりあえずこの本読んだらプロレス本には一区切りつけようかな。


座頭魄市orejiru at 12:30│コメント(3)トラックバック(0) │ このエントリーをはてなブックマークに追加

2016年05月23日

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【あらすじ】
漫画家アシスタントとしてパッとしない日々を送る、35歳の鈴木英雄(大泉洋)。そんな彼の恋人が、人間を凶暴に変貌させるウイルスに感染して襲い掛かってくる。慌てて趣味の射撃で所持する散弾銃を手に外に飛び出す英雄だが、街はZQNと呼ばれる感染者であふれていた。出会った女子高生・早狩比呂美(有村架純)と逃げるが、彼女は歯のない赤ん坊のZQNにかまれて半分ZQN半分人間という状態に。比呂美を連れてショッピングモールに逃げ込んだ英雄は、そこで藪(長澤まさみ)という勝気な看護師と顔を合わせる。

【感想】
原作の漫画は既読。
映画化が決まったときは、正直なところ無謀だなと感じたし、観ることはないかなぁと思ってたんだけれど、あまりに評判がいいので鑑賞してみることに。

あまりの出来の良さに感動しました。

ここまで素晴らしいゾンビ映画を国産で作ったってのは感動モノです。シチュエーションでしっかり怖がらせるのに加え、ゾンビの造形がとてつもなく気持ち悪い。僕の場合は、大抵ゾンビ物ってのはシチュエーションに怖がってるだけでゾンビそのものにはあまり恐怖を感じません。これまで観てきた数々のゾンビ映画でただ一作品だけ、造形に怯えたのはイタリア産のゾンビ映画「ゾンビ3」だけでした。つまり「ゾンビ3級」の恐ろしい造形とも言えるわけで、個人的にそれは最大級の賞賛です。ホント、ゾンビ3級にマジキモい。おまけにテンポもいいわ、有村架純も長澤まさみも可愛いわ、こんだけキモカワいい映画でさらに笑わせるところはしっかり笑わせてくれるっていうね、もう褒めるところしかない。観る前は原作読んでるだけに、大泉洋はないわー、なんて、がっくしきてたんですけど、終わってみれば大泉洋じゃなきゃこの映画はここまで良くならなかったと。

一時期は日本映画はもう衰退しちゃった感があったのですが、近年の日本映画はめちゃくちゃいい作品がポンポン出てきてますね。

劇場で極上なゾンビ物を味わうなんて機会はそうそうあるもんじゃないので、行ける人はレンタル待ってないで是非劇場で鑑賞するのをオススメします。


座頭魄市orejiru at 21:51│コメント(0)トラックバック(0)映画 │ このエントリーをはてなブックマークに追加

2016年04月19日

セラピスト
最相 葉月
新潮社
2014-01-31



若気の至りというか、10代から20代はじめの頃の僕はドロップアウト状態だった。その頃はへんな友人も多かったので、いろんな話が飛びこんできてたのだが、そのうちの一つが「精神科で気持ちが沈んで何も手につかないと言えば、いいお薬がもらえるよ」というもの。いたって心は健康ではあったが、そいつが言うには合法的に多幸感を味わえるのだと。結局お薬をもらい、錠剤を砕いて粉末状にし、鼻から吸い込むという行為に至るまで、一気に転がり落ちた。

15.6年も前の話なので、現在の精神薬の状況はわからないが、とにかく精神薬はけっこう(僕の体には)効く印象がある。粘膜から直接摂取すればそりゃ誰だって効くだろうって話でもあるが。


この本を読む前と読んだ後で、僕のなかで変わったのは、もしもこの先、心が病んでしまった自覚が生まれたら、まずは精神科医を訪ねる前にセラピストを訪ねてみようという考えに変わった。

「精神科医よりセラピストのほうが優れている」という意味ではない。薬の投与が必要な状態かどうかも含め、まずはじめに相談したいのはセラピストかな、という個人的な考えとして。

ただ、信頼できるセラピストに出会うまで5年かかると言われているように、セラピストとの相性が非常に重要なため、心が健康な今のうちに調べられることは調べておこうとも思った。自分の住む周辺にいるセラピストをリストアップし、どのような療法に取り組んでいるのかくらいは把握しておきたい。


座頭魄市orejiru at 11:41│コメント(0)トラックバック(0) │ このエントリーをはてなブックマークに追加

2016年04月18日

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映画館で泣いたのは久しぶりです。

映画館という、人が大勢集まっている空間で涙をぽろぽろ流すのは、気恥ずかしさのほうが先にくるので、いつも自然にブレーキがかかるのですが、この映画においては抑えきれませんでした。映画館でなければ咽び泣いてしまうところです。ジャック役を演じたジェイコブ君の演技力がスゴい。ジェイコブ君はうちの息子と同い年なので、余計に感情移入してしまったのもあるかもしれません。

あらすじはこんな感じです。
施錠された狭い部屋に暮らす5歳の男の子ジャック(ジェイコブ・トレンブレイ)と、母親ジョイ(ブリー・ラーソン)。彼女はオールド・ニック(ショーン・ブリジャース)によって7年間も監禁されており、そこで生まれ育った息子にとっては、小さな部屋こそが世界の全てだった。ある日ジョイは、オールド・ニックとの言い争いをきっかけに、この密室しか知らないジャックに外の世界を教えるため、そして自身の奪われた人生を取り戻すため、部屋からの脱出を決心する。

あらすじだけ聞くとサスペンスというか、ホラーというか、ダークな展開を想像してしまうんですけど、物語の序盤で意外にあっさりと脱出してしまうんです。7年もの地獄のような日々は描かれていないだけなので、「あっさり」という表現は適切ではないかもしれませんが、映画の尺で見た場合の「あっさり」です。そして物語は、想像していた「ルーム」とは全く別の、概念としての「ルーム」をあぶり出す展開に。ああ、そういう意味の「ルーム」だったのかと、その見事なストーリー展開に唸り、概念としての「ルーム」から、世界に飛び出していく子どもの純粋さと強さに、子を持つ全ての親たちは嗚咽するはずです。

2016年暫定ベスト。間違いなく2016年ベスト3には入ってくる映画。いいもん見た。

座頭魄市orejiru at 18:57│コメント(0)トラックバック(0)映画 │ このエントリーをはてなブックマークに追加

2016年03月24日

最貧困女子
鈴木大介
幻冬舎
2014-11-07



読みながら思い出したのは、
15.6年前のことでした。
あの頃、僕も貧困状態でした。

まだ20歳になったばかりだというのに、消費者金融の数社から融資を受けつづけ、ついに合計額は100万円にまで膨れ上がっていました。アルバイトもちょうど辞めてしまっていて、収入がない状態。電気もガスも止められ、水道が止められるのも時間の問題でした(水道は命に関わるのでなかなか止められない)。

当時は調布に住んでいたのですが、周囲には畑がけっこうあるんです。そこでよく農家を訪ねて野菜を恵んでもらっていました。農家のかたは本当にやさしい人ばかりで、貧困状態の僕を不憫に思い、時には涙をうかばせ、野菜をくださる方ばかりでした。怪訝な顔をみせる人はひとりもいませんでした。

電気もない、ガスもない、薄暗い部屋で、生野菜(主にきゅうり)をむさぼっていました。農家のかたの優しさに味をしめた僕は次第に、よみうりランド付近の農家のところまで足をのばすようになり、スイーツ感覚で果物まで恵んでもらうようになっていました。ほんと、傲慢な乞食だと自分でも思う。

程なくして、体に異変が起きました。汚いはなしになってしまいますが、トイレで用をたした時のことです。便の色をみて青ざめたんです。用を足してふと便器に目をやると、そこにはみどり色の便がありました。真緑なんですよ。きゅうりそのまま出ちゃった、みたいな。

今であればインターネットでググれば、危険シグナルですよ、でも今すぐに入院が必要ってわけではないですよ、栄養ちゃんと取りましょうねって状態だとか調べられますが(でも病院はいきましょう)、当時はそんなすぐに情報得られませんでしたから、「やばい、これは死ぬんじゃないか」って本気で思ったわけです。

ちゃんとした思考をもっていれば、病院に駆け込むなり、友人を頼るなり、何かしらの手を打てるのでしょうけれども、そのときの僕はもう気が動転してしまっていまして、駆け込んだのは近くの中華料理屋でした。

半べそかきながら、中華屋のおじさんに「すみません、もう何日も食べていなくて、なんでもしますから、ご飯食べさせてください!」と頼み込んだのです。

出てきましたよ、チャーハン。

厳密に言うと野菜は毎日食べていたので、ウソついてるんですよ。ウソついてチャーハンもらってるんですよ。

そうか、お腹がすいた時は、すなおに「お腹がすいた」と言えばいいんだ。そのことに気がついた瞬間でした。図々しい性格な僕は、それからというもの、農家に通うことをやめ、飲食店に通うようになりました。

個人経営でもチェーン店でも、飲食店の9割以上が、お金がない人間にたいし、食べ物を提供してくれる。僕の場合は、2日に1回も食べさせてもらっていました。店は毎回変え(リピートした店もありました)そのとき食べたい店に入っていました。

お気に入りは焼肉店。焼肉店の場合は有名どころのチェーン店は断られる場合があるので、個人経営の店にいきます。チェーン展開していないお店で断られたことはありませんでした。特においしかった焼肉店に何回目かのリピをした時に「おまえ、いいからうちでバイトして生活立て直せよ」とおやじさんに言われ、2ヶ月ほど続いた0円生活が終わったのです。


だらだら書いてしまいましたが、要点は「まともにコミュニケーション取れれば最貧困状態にまで落ちる可能性は極めて低い」ということを言いたかった。

「最貧困女子」を読んでみると、最貧困にまで落ちてしまう人は、コミュニケーション能力に問題を抱えている人ばかりです。素直になれない、SOSの出し方がわからない、他人が怖い。どうして行政を頼らないんだって言ったって、行政の窓口には「他人」がいますからね。接し方がわからないんですよ。怖いんですよ。だから「他人」は避けたい。網の目からこぼれ落ちてしまう「最貧困女子」をカバーするには、申請から受け取りまで、全てを機械化してしまう他にない気がします。

非常に重いテーマの本です。面白くもなんともない。
ただ、可視化できない最底辺の実情を知れる良書です。

僕がいますぐに、彼女たちにしてあげられる事は思い浮かばないけれども、お腹がすいたら、すなおにお腹がすいた、助けてほしいと、他人を信じて頼ってほしいと願います。



座頭魄市orejiru at 20:28│コメント(0)トラックバック(0) │ このエントリーをはてなブックマークに追加

2016年03月21日

近所を散歩中に樹皮を入手できたので、多肉植物の鉢にしてみました。スキマに土を詰めこんでピンセットでちまちま作業。えらく気に入ったので、次回は自分の背丈くらいある樹皮が欲しくなったのですが、見つかるかな。適度に厚みがあって、土を詰められるだけの凹凸がある樹皮。気長に探すしかなさそうです。


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座頭魄市orejiru at 15:11│コメント(0)トラックバック(0)雑記 | 写真このエントリーをはてなブックマークに追加

2016年03月19日

エベレスト

【あらすじ】
ネパールの首都カトマンズ。ヒマラヤ山脈が見えるその街で、日本人カメラマンの深町誠は古めかしいカメラを見つける。それはイギリス人登山家ジョージ・マロリーが、1924年6月8日にエベレスト登頂に初めて成功したか否かが、判断できるかもしれないカメラだった。カメラについて調べを進める深町は、羽生丈二というアルピニストの存在にたどり着く。他人に配慮しない登山をするために孤高の人物となった彼の壮絶にして崇高な人生に触れるうちに、深町の胸にある思いが生まれる。

【感想】
昨年末に公開された「エベレスト3D」(感想はこちらhttp://takushi.blog.jp/archives/52047089.html)は、やや不満を感じたのだけども、日本版エヴェレスト鑑賞してみて思うのは、ああ、あの「エベレスト3D」の映像はやっぱり凄かったんだなと、むしろ「エベレスト3D」を照り映えさせるための一本になってしまったと思う。エベレスト3Dは標高4800M付近での撮影、日本版は5200M付近での撮影らしいので、より極限の映像が見られるんじゃないかと淡い期待もあったんだけど、より高いところで撮ればいいなんて単純な話じゃない。残念だけど「エベレスト3D」の方がはるかに標高が高いところで撮影していたように皆さん感じるだろうね。

それと、僕は原作小説がかなり好きなので、余計に不満を感じてしまったところはある。そもそも2時間におさめようなんて初めから考えずに、前編後編に分けても良かったんじゃないだろうか。最近流行りのようだし。折角エベレストで撮ってるんだからさ。「岸よぉ...岸よぉ...」のセリフすらもないなんてあんまりじゃないか。

ただ、ひとつ素晴らしかったのは岡田准一と阿部寛の演技。特に岡田准一の演技はめちゃくちゃ良かった。岡田准一だけ8000M付近で自撮りしてんじゃないかってくらい目がいっちゃってた(褒めてる)。

役者が良かっただけに、ほんとう、もったいない映画化でした。プロデューサーも監督も、なんで2時間におさめようって思ったのか。ちゃんと説明、謝罪会見してほしい。

座頭魄市orejiru at 20:54│コメント(0)トラックバック(0)映画 │ このエントリーをはてなブックマークに追加
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