2017年01月08日
試験勉強にも役立ちそうな地図の紹介。
日に日に複雑化していく世界情勢を地図に落としこんで視覚化。直感的に世界情勢を把握するのに最適な地図です。
4部構成。
第1部
過去における大きな転換点
地球で栄えた最初の人類が、どのように移動していったのかを視覚化した地図。
第2部
グローバル化した世界についてのさまざまな解釈
アメリカを中心とした一極世界を視覚化した地図。
第3部
世界のさまざまなデータ
1990年-2005年の森林面積の推移を視覚化した地図。
第4部
それぞれから見た世界
日本から見た世界情勢地図(フランス人目線)。
変化が激しい世界情勢は、年々加速しているので、本書の寿命もそう長くはないと思いますが、現在の情勢をざっくり頭に入れるにはうってつけの本。
日に日に複雑化していく世界情勢を地図に落としこんで視覚化。直感的に世界情勢を把握するのに最適な地図です。
4部構成。
第1部
過去における大きな転換点
地球で栄えた最初の人類が、どのように移動していったのかを視覚化した地図。
第2部
グローバル化した世界についてのさまざまな解釈
アメリカを中心とした一極世界を視覚化した地図。
第3部
世界のさまざまなデータ
1990年-2005年の森林面積の推移を視覚化した地図。
第4部
それぞれから見た世界
日本から見た世界情勢地図(フランス人目線)。
変化が激しい世界情勢は、年々加速しているので、本書の寿命もそう長くはないと思いますが、現在の情勢をざっくり頭に入れるにはうってつけの本。
2017年01月07日
先日の記事で紹介した「地図のたのしみ」http://takushi.blog.jp/archives/52075041.htmlに絡めてもう一冊おすすめ本。
「地図のたのしみ」は脳がよろこび、「地図の物語」は目がよろこぶ。
古くは25000年前にマンモスの牙に刻まれた地図から始まり、NASAによって撮られた最新の衛星写真まで、140点以上の図版を網羅している。どの図版もとびきりうつくしい。
構成は全5章。各章の中から1枚ずつピックアップ。
第1章 われらが大地
初期の地図は居住者たちによって作られた
25000年前にマンモスの牙に刻まれた模様。これが地図かどうかは専門家の中でも意見が分かれるようだが、仮に地図であるならば最古の地図となる。地図のはじまりは「わたしは今どこにいるのか」
第2章 山海を越えて
旅や移動を収録した地図の数々
1497年に描かれた聖地巡礼図。ベネチアからキルケラ島、メトニ港、ロードス島と航海して、パレスチナへ向かった旅の記録となる。写真では見づらいが右端に見えるのが聖地の終着点エルサレムが描かれている。
第3章 探検と領土拡大
「探検」がもたらした地図のさらなる拡大
個人的にロマン溢れるこの地図はとくにお気に入り。1595年のもの。北極圏がはじめて描かれた地図で、中央に黒い巨大な岩がある。当時は北極に向かって4本の川が流れ込んでいて、渦を巻きながら地球の奥底へ吸い込まれていると考えられていたらしい。最高や!
第4章 世界観の変客
世紀を跨いだ遠方への旅が地図を完成に導いた
1450年の地図。西洋で初めて「日本(当時の表記はcimpagu)」が描かれた。白人に居場所がバレて600年経った。
第5章 主題図の登場
題材・使用目的を絞った現代の地図
1815年の地層地図。聖書では地球誕生が6000年前との記述だったが、19世紀にはじめて地層の調査がされ、どうやらこの地球にはもっと壮大な物語があることに気づき始めた人類。胸熱!
リビングに無造作に置いておき、子どもの目にとまるように仕向けるのもいい。これは冒険の書なのだ。宝箱のありかが描いてある地図を見るような目で、この世界を眺めてほしい。
2017年01月04日
古本屋で見つけた一冊。
随分長い間、TVはほぼ「ブラタモリ」しか見ていないのですが、そうなると興味の方向も次第に偏りはじめ、こういったタイトルに目がいってしまうわけです。
目次を見ると「釜石線物語」の文字が。ページを捲ると故郷の地図が載っていて、その地図に見る考察を読みたく即購入。
後から知ったのですが、この本は地図好きの間ではバイブルとされている名著なようです。
釜石港近辺の今昔地形図
釜石ー遠野間の鉄道
花巻市の大正時代の鉄道
故郷の章はもちろんのこと、全ての章がおもしろい本でした。地図をじっくり読み込み、その土地の風景を想像する。鉄道好きと地図好きの親和性が高いのは、理想の構図の鉄道写真を、事前に地図から高低差を読み解くことが出来るからなのかもしれませんね。地図が読めればいいショットが撮れるポイントの予想がつく。その答え合わせは最高に気持ち良さそう。
地図があれば家の中でも旅行が出来る。
地図はいいぞ。
随分長い間、TVはほぼ「ブラタモリ」しか見ていないのですが、そうなると興味の方向も次第に偏りはじめ、こういったタイトルに目がいってしまうわけです。
目次を見ると「釜石線物語」の文字が。ページを捲ると故郷の地図が載っていて、その地図に見る考察を読みたく即購入。
後から知ったのですが、この本は地図好きの間ではバイブルとされている名著なようです。
釜石港近辺の今昔地形図
釜石ー遠野間の鉄道
花巻市の大正時代の鉄道
故郷の章はもちろんのこと、全ての章がおもしろい本でした。地図をじっくり読み込み、その土地の風景を想像する。鉄道好きと地図好きの親和性が高いのは、理想の構図の鉄道写真を、事前に地図から高低差を読み解くことが出来るからなのかもしれませんね。地図が読めればいいショットが撮れるポイントの予想がつく。その答え合わせは最高に気持ち良さそう。
地図があれば家の中でも旅行が出来る。
地図はいいぞ。
2017年01月01日
2016年に読んだ本でオススメを聞かれたなら、迷わずこの本を推す。
何がスゴいって、書く技術の低いわたしですら読んでいて「この文章はちょっとないなぁ…」と何度も思ったにもかかわらず、内容そのものが面白すぎて読後は「これが2016年ベストだ!」と全力で推してしまうほど大興奮。文章力と本の面白さは比例しない好例。
戦国モノといっても弓矢や刀でえいやっ!と争う話ではなく、そういった戦国らしい描写は一切出てきません。
前前前世からの大大大規模な土木小説です。
構成は全5話の連作短編で、各タイトルは下記の通り。
第1話 流れを変える
第2話 金貨を延べる
第3話 飲み水を引く
第4話 石垣を積む
第5話 天守を起こす
家康がどのように江戸をつくりあげていったのかが分かる名著です。全話おもしろいですが、特に気に入ったのは第2話の金貨を延べると、第3話の飲み水を引くの2つが好き。
土地の時代から貨幣の時代へ変わる流れを読み、農民には使いづらい大判より小判の生産を命ずる先見の明。秀吉が作らせていた西の金貨よりも金の含有率を高めることで、質のいい東の金貨を全国的に流通させようと仕掛けた通貨戦争にしびれます。日本橋にある日本銀行本店の歴史、ロマンあっていいですよ。
そして井の頭公園付近に住んでいる者として、第3話の飲み水を引くは最高でした。この土地にこんな歴史があっただなんて、全く知りませんでした。現在では水質はあまり褒められたもんではないけれども、当時の江戸に住む人たちの貴重な飲み水として、はるばる江戸まで水を引く大工事をしたんですね。
やっぱり東京は面白いですね。この本を読んで改めて東京が好きになりました。ブラタモリが好きな人なら間違いなく面白い本ですので是非。
何がスゴいって、書く技術の低いわたしですら読んでいて「この文章はちょっとないなぁ…」と何度も思ったにもかかわらず、内容そのものが面白すぎて読後は「これが2016年ベストだ!」と全力で推してしまうほど大興奮。文章力と本の面白さは比例しない好例。
戦国モノといっても弓矢や刀でえいやっ!と争う話ではなく、そういった戦国らしい描写は一切出てきません。
前前前世からの大大大規模な土木小説です。
構成は全5話の連作短編で、各タイトルは下記の通り。
第1話 流れを変える
第2話 金貨を延べる
第3話 飲み水を引く
第4話 石垣を積む
第5話 天守を起こす
家康がどのように江戸をつくりあげていったのかが分かる名著です。全話おもしろいですが、特に気に入ったのは第2話の金貨を延べると、第3話の飲み水を引くの2つが好き。
土地の時代から貨幣の時代へ変わる流れを読み、農民には使いづらい大判より小判の生産を命ずる先見の明。秀吉が作らせていた西の金貨よりも金の含有率を高めることで、質のいい東の金貨を全国的に流通させようと仕掛けた通貨戦争にしびれます。日本橋にある日本銀行本店の歴史、ロマンあっていいですよ。
そして井の頭公園付近に住んでいる者として、第3話の飲み水を引くは最高でした。この土地にこんな歴史があっただなんて、全く知りませんでした。現在では水質はあまり褒められたもんではないけれども、当時の江戸に住む人たちの貴重な飲み水として、はるばる江戸まで水を引く大工事をしたんですね。
やっぱり東京は面白いですね。この本を読んで改めて東京が好きになりました。ブラタモリが好きな人なら間違いなく面白い本ですので是非。
2016年05月24日
以前読んだ「1964年のジャイアント馬場 」がおもしろかったので、「1985年のクラッシュ・ギャルズ」も読んでみた。
「1964年のジャイアント馬場 」の感想記事
http://takushi.blog.jp/archives/52021561.html
井田真木子の「プロレス少女伝説」(http://takushi.blog.jp/archives/52025986.html)を以前読んだのですが、クラッシュギャルズも読んだおかげで当時のプロレスがより分かってきました。こりゃあハマっちゃう人が続出するのも当然ですよね。プロレスの面白さが分かってきたところで、現在「1976年のアントニオ猪木」を読んでいるところです。
同時にこの本も購入。
とりあえずこの本読んだらプロレス本には一区切りつけようかな。
2016年05月23日
【あらすじ】
漫画家アシスタントとしてパッとしない日々を送る、35歳の鈴木英雄(大泉洋)。そんな彼の恋人が、人間を凶暴に変貌させるウイルスに感染して襲い掛かってくる。慌てて趣味の射撃で所持する散弾銃を手に外に飛び出す英雄だが、街はZQNと呼ばれる感染者であふれていた。出会った女子高生・早狩比呂美(有村架純)と逃げるが、彼女は歯のない赤ん坊のZQNにかまれて半分ZQN半分人間という状態に。比呂美を連れてショッピングモールに逃げ込んだ英雄は、そこで藪(長澤まさみ)という勝気な看護師と顔を合わせる。
【感想】
原作の漫画は既読。
映画化が決まったときは、正直なところ無謀だなと感じたし、観ることはないかなぁと思ってたんだけれど、あまりに評判がいいので鑑賞してみることに。
あまりの出来の良さに感動しました。
ここまで素晴らしいゾンビ映画を国産で作ったってのは感動モノです。シチュエーションでしっかり怖がらせるのに加え、ゾンビの造形がとてつもなく気持ち悪い。僕の場合は、大抵ゾンビ物ってのはシチュエーションに怖がってるだけでゾンビそのものにはあまり恐怖を感じません。これまで観てきた数々のゾンビ映画でただ一作品だけ、造形に怯えたのはイタリア産のゾンビ映画「ゾンビ3」だけでした。つまり「ゾンビ3級」の恐ろしい造形とも言えるわけで、個人的にそれは最大級の賞賛です。ホント、ゾンビ3級にマジキモい。おまけにテンポもいいわ、有村架純も長澤まさみも可愛いわ、こんだけキモカワいい映画でさらに笑わせるところはしっかり笑わせてくれるっていうね、もう褒めるところしかない。観る前は原作読んでるだけに、大泉洋はないわー、なんて、がっくしきてたんですけど、終わってみれば大泉洋じゃなきゃこの映画はここまで良くならなかったと。
一時期は日本映画はもう衰退しちゃった感があったのですが、近年の日本映画はめちゃくちゃいい作品がポンポン出てきてますね。
劇場で極上なゾンビ物を味わうなんて機会はそうそうあるもんじゃないので、行ける人はレンタル待ってないで是非劇場で鑑賞するのをオススメします。
2016年04月19日
若気の至りというか、10代から20代はじめの頃の僕はドロップアウト状態だった。その頃はへんな友人も多かったので、いろんな話が飛びこんできてたのだが、そのうちの一つが「精神科で気持ちが沈んで何も手につかないと言えば、いいお薬がもらえるよ」というもの。いたって心は健康ではあったが、そいつが言うには合法的に多幸感を味わえるのだと。結局お薬をもらい、錠剤を砕いて粉末状にし、鼻から吸い込むという行為に至るまで、一気に転がり落ちた。
15.6年も前の話なので、現在の精神薬の状況はわからないが、とにかく精神薬はけっこう(僕の体には)効く印象がある。粘膜から直接摂取すればそりゃ誰だって効くだろうって話でもあるが。
この本を読む前と読んだ後で、僕のなかで変わったのは、もしもこの先、心が病んでしまった自覚が生まれたら、まずは精神科医を訪ねる前にセラピストを訪ねてみようという考えに変わった。
「精神科医よりセラピストのほうが優れている」という意味ではない。薬の投与が必要な状態かどうかも含め、まずはじめに相談したいのはセラピストかな、という個人的な考えとして。
ただ、信頼できるセラピストに出会うまで5年かかると言われているように、セラピストとの相性が非常に重要なため、心が健康な今のうちに調べられることは調べておこうとも思った。自分の住む周辺にいるセラピストをリストアップし、どのような療法に取り組んでいるのかくらいは把握しておきたい。